エネルギー争奪戦争

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エネルギー争奪戦争

  • 著者名:柴田明夫
  • 価格 ¥950(本体¥864)
  • PHP研究所(2014/02発売)
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  • ISBN:9784569692203
  • NDC分類:501.6

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内容説明

原油価格が1バレル=100ドルを超えそうな勢いである。それだけではない。鉄鉱石、銅、アルミ、金、レアメタルなど、資源・エネルギーは軒並み値上がりしている。その背景には、BRICsと呼ばれる新興国の需要増などがあるという。この傾向は今後も続くのか。丸紅経済研究所所長である著者は、この分野の専門家として、マクロ面からの分析と、さらに資源ナショナリズムの危険性を指摘する。また、欧米のオイルメジャーとOPECの思惑の違い、産油国、OECD、新興国の事情と戦略なども取り上げている。では、日本はどうか。資源価格の高騰が続く以上、技術的な面での代替エネルギーや省エネの分野で日本の果たす役割は大きいとも。それは地球温暖化対策を進める面からの意義が強調される。本書は、現在進行形のエネルギー問題を浮き彫りにし、各種データを多用し世界と日本の資源・エネルギー争奪の過去、現在、未来を読み解く。

目次

第1章 資源価格高騰の背景(OPEC誕生から90年代末の原油価格暴落まで 04年以降の資源高騰の背景 金属資源高騰の鳥瞰図 穀物価格も高値時代へ)<br/>第2章 BRICsに移った世界経済の牽引役(「人口爆発」地域で起きている高成長 改革開放以降の中国経済発展の歴史 中国を猛追するインド、ロシア、ブラジル)<br/>第3章 2030年、世界のエネルギーは大丈夫か(ピーク・オイル2030年説と需要の因果関係 生産余力不足が市場に与えるインパクト 増産をはばむ3つのファクト)<br/>第4章 各国のエネルギー戦略(限りある資源をめぐって交錯する思惑 温暖化問題に対する各国の対応 世界中で導入が始まったバイオエネルギー)<br/>エピローグ 世界最先端を行く日本省エネ・環境対応技術の数々(産出国中国が輸出規制を始めたレアメタルの回収技術 ナフサの代わりにブタン、エタンガス、コンデンセート くず鉄から高級鋼材を作る技術 化学燃料利用率100%の飛行機で温暖化対策を支える技術 ガス炉の加熱ムラ減らして燃料高率を引き上げる技術 電気エネルギーの損失抑えるシリコンカーバイド製のパワー半導体 窒素酸化物を半減させる石炭火力発電施設 組み立て、解体時の排出量減らす段ボール製空調ダクト 世界シェア4割、旭化成のイオン交換膜 期待大きい太陽光発電の技術 バイオエタノール製造で出るCO2を削減する技術 風土に合わず、普及進まない風力発電で出力安定を図る技術 バイオエタノールの次?メタンガスで走る車 世界の鉄鋼大手が共同でCO2輩出ゼロの次世代航路開発)