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内容説明
しがらみから離れて、気ままに心の放浪へ。夫婦水いらず、一家団欒、気のおけない仲間。誰かとする旅行は楽しい。だが、本書で語られるのは「男のひとり旅」である。日常のしがらみや仕事のごたごたから解放されたい。わずらわしいことをしばし忘れたい。そして時には家族からも自由になりたい。――そんな願望を抱える人のための本である。どこか遠くへ行きたいと思ったなら、もう旅は始まっている。パックツアーは避け、自分なりのテーマに沿って行き先を決める。自然を求め、季節をたずね、気楽に気ままに、自分だけのために。贅沢をするわけではない。青春時代のような冒険もない。不便なことや寂しくなることも。でも、やっぱりまた行きたくなる。それが、酸いも甘いも噛み分けた大人だけに許された醍醐味なのだ。若者にはわからない愉しみへ読者を誘う。
目次
第1章 なぜ男のひとり旅なのか(旅立ちは興奮とともに 旅のスタイルは変わる ほか)
第2章 自分だけの旅を作る(どこに旅をするか ひとり旅にはテーマが要る)
第3章 わたしのひとり旅(若い頃の旅 中高年になってからの旅)
第4章 わたしの旅日記(古代商社の足跡を求めて 地方都市の居酒屋で飲む ほか)
第5章 ひとり旅と人生(ひとり旅は楽しくない ひとり旅の醍醐味は旅の前後にある ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろ☆
14
ひとり旅の勧め。テーマや目的を持ち、国内2泊3日がベスト。2016/05/18
マーク
4
テーマは今の私にぴったり。2015/01/22
つちのこ
3
団塊世代の著者がひとり旅に憧れる気持ちは分かるような気がする。定年になり仕事に追われる現実から解放され、手っ取り早く自由になれたのが旅だったんではないか。著者のひとり旅のスタイルは一泊か二泊、腹八分目で物足りないくらいの短い旅がちようどいいと述べている。正直言ってこの文章を読んだとき、私が期待していたひとり旅のスタイルと大きくすれ違っていることに気づいた。ひとり旅は老若男女問わない自由な旅だ。ワイルドで寡黙な旅にひとり旅の醍醐味を見出し、それを実践する私には思いっきり物足らない本であった。 2018/06/04
dice-kn
2
読者の対象が団塊の世代の方々のようで私よりだいぶ上。出版された年はその方々がちょうど定年を迎えるの頃なので、定年を気に旅に目覚めた人がいたのかな?? 個人的にはあまり旅に行きたいと思うことがないのは、普段からあまり我慢をせずに(好き勝手にして?)いるからなのかなぁ2016/10/23
ちゃすくん
1
具体的な地名を想像して読むのが苦手なうえに、調べて読むのも体力を使うので、流し読み。集団で旅行に赴くのと、個人的にひとり旅に出向き、自己を見つめる時間に当てることの違い。旅を媒介にコミュニケーションを取ることは同じでも、自己と自己の対話に旅情を使うというのは納得できる。確かに、今の時代では何もかもを共有する空気感のあるSNS全盛期であり、この著書の書かれた時代よりも積極的に自己を見つめる時間が必要となっているのではないか。対象を共有のための媒介に使わず、対象を対象として味わっている自分を味わうために2023/02/10
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