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内容説明
「理性」に振り回される現代世界を憂い、社会「常識」の怪しさを指摘し、虫捕りの時間がないことをぼやく…。養老孟司の時評シリーズもついに完結篇。ホリエモン・村上ファンド騒動、NHK受信料、データ捏造問題、中国の経済脅威、自民党総裁選、団塊世代の定年…。さらに、幸せについて、文明についても考える。
目次
1(定年後の団塊
抽象的人間
「先生」が成り立たない時代
一億総インテリ化
民間主導
公平・客観・中立
書評(1)『生命理論』)
2(意識は中心か
自由と不自由
モノですよ、モノ
昆虫採集禁止
どうかしている
クーデターと総裁選
情報を感覚
書評(2)『人生があなたを待っている)
3(子どもの自殺
ぼちぼち結論か
データ主義
同じ私
なぜ脳なのか
取り返しはつかない
終わりは自然
書評(3)『不都合な真実』)
4(結論は一つ(幸福と社会システム
アメリカ文明
アメリカと日本
日本をどうする))
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アナクマ
24
◉ヒトの脳は、五感から情報を取り入れ、内部で計算を行い、運動として出力する。教育はその3つを訓練することなのだが、計算だけが教育だと考えられている。◉社会秩序を構成するための2つの方法。ヒトを訓練して世間の人(社会人)とする。エネルギーを利用する(エネルギーはいずれ払底する)。◉(p.190)アメリカの中西部。畑はまん丸。真ん中にスプリンクラーがあって水を撒くからである。水が届く範囲だけが畑になる。2018/10/20
冬眠
16
「結論」とはいえ、今までの主張と別に変わりはない。皮肉がちょっと強いかなというくらい。一番は脳化や都市化への危惧。地球は「ああすればこうなる」というものだけで構成されているわけではないのに、「ああすればこうなる」世界であるのが都会。頭でっかちになってないで、もっと体を動かして自然に触れろということなんだけれど、なかなか難しい。それと、先が短いから〜といつも言う養老先生が、河合隼雄さんの訃報に関してはかなり感傷的になっている。人間、一番客観視できないのはやっぱり自分のことであるらしい2013/11/30
さきん
5
理屈や理性だけで組み立てる世の中を脳化社会といったが、その究極な世界が都市空間である。東京の人は1時間近く電車に乗らないと自然に触れられないので、大変だと思う。自然が身近な社会をいかにつくるか?2015/07/10
ニョンブーチョッパー
3
◎2008/10/11
quibbler1106
3
好き勝手なことを言っているのに、そんな気持ちで生きられたらさぞ幸せだろうな、とうらやましくなる。痛快。俺もさっさと仕事を辞めて、自分の好きなことをして生きていきたいなー。定年なんか待たずに辞めよっかな。2018/03/02
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