高学歴ワーキングプア - 「フリーター生産工場」としての大学院

個数:1
紙書籍版価格
¥770
  • 電子書籍
  • Reader

高学歴ワーキングプア - 「フリーター生産工場」としての大学院

  • 著者名:水月昭道
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • 光文社(2013/11発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334034238
  • NDC分類:377.1

ファイル: /

内容説明

いま大学院博士課程修了者が究極の就職難にあえいでいる。優れた頭脳やスキルをもつ彼らが、なぜフリーターにならざるを得ないのか? その構造的な問題を当事者自ら解説。

目次

第1章 高学歴ワーキングプアの生産工程
第2章 なぜか帳尻が合った学生数
第3章 なぜ博士はコンビニ店員になったのか
第4章 大学とそこで働くセンセの実態
第5章 どうする?ノラ博士
第6章 行くべきか、行かざるべきか、大学院
第7章 学校法人に期待すること

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おいしゃん

49
馴染みのなかった大学院の構造と、大学院在学中も卒業後も苦労する図式がよくわかった。2018/05/25

kinkin

40
「末は博士か大臣か」という言葉、もう通用する世の中ではないということかな。大学及び大学院を卒業する意味、自分が学んできたこと研究してきたことが自分の将来とどう関われるのか、大学は出たけれど、ワーキング・プア・・・・この国はどうなるのだろう2014/05/05

万葉語り

36
院卒で博士号を取っても、パチプロとかコンビニ店員とか悲しすぎる現実にため息が出る。既得権をたらい回しにするすでに教授の人たちに比べ優秀なのにもかかわらず、雑用に従事する。特に文系は行くものではないと思った。2015/06/15

佐島楓

22
序文を読むだけで言いたいことの九割くらい呑み込めてしまう構成は残念。大学院へ行くメリットもフォローしてあるけれど、いろいろこき下ろしたあとだからなあ・・・理想と現実の差が・・・。多角的に物事を見られるようになるよ、研究に集中できる環境に身を置けるよ、というのは一応知ってるし魅力的なんだけれども。2012/02/18

けんとまん1007

20
大学院は何のためにあるのか?と、かねてから思っていた。特に、昨年の春から職場で人事関連を担当するようになってから、一層、その思いを強くしている。今は、就職浪人の受け皿の意味もでてきていると言われているくらいだし、確かに、院卒(2年生)の応募者も珍しくないのは事実としてある。そんな大学院があちこちにできていたのは、何となく知っていたのだが、こんな事情があったとは、驚きだ。まさに、一部の人たちのエゴのために、多数の人たちが犠牲になるという典型的なパターンの一つかもしれない。2011/03/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/568252
  • ご注意事項

最近チェックした商品