- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
この20年の間、日本経済は絶頂と絶望を経験した。その過程で銀行の不倒神話も崩れ、「大蔵省消滅」という未曾有の事態にもさらされた。一方国民の間では、リストラ・過労死・ワーキングプアという言葉も、いつの間にか定着した。これらの負の経験をもとに、銀行を中心とした我々の経済生活に、新しいビジョンが生まれるはずだった。しかし、血税注入により生き返った銀行は、なり振り構わぬ再編を繰り返し、メガバンクとしてひとり再生を果たす。結局は近年最高益を出し、相変わらず「儲けて」いる。こんな現状に苛立つ読者にとって、本書は彼らメガバンクの本音と建前がよくわかるコンパクトな一冊となる。【目次】プロローグ/第一章 銀行のここが許せない13のポイント/第二章 ゼロ金利政策の罪/第三章 銀行はこうやって儲けてます!/第四章 内部改革が進まぬ本当の事情/第五章 銀行の本音に打ち勝つ八つのポイント/エピローグ
目次
プロローグ
第一章 銀行のここが許せない13のポイント
第二章 ゼロ金利政策の罪
第三章 銀行はこうやって儲けてます!
第四章 内部改革が進まぬ本当の事情
第五章 銀行の本音に打ち勝つ八つのポイント
エピローグ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
8
銀行が自分で自分を改革するというのは非常に困難である.それは,評価が減点方式になっているためである.良い評価を得ようと思えば,問題になるようなことは避けることが最適解となる.その評価方法で良い評価を得た人間がトップに立つので,何時まで経っても,時代が変わってもそれに合わせて自分を変えることが出来ない.2011/05/02
森川 応樹
1
名著だと感じました。銀行は、私たちにとって、生活の中で、欠くべからざる存在でありながら、実態は・・・ということを明確に書かれてました。もちろん、すべてのバンカーが、唾棄すべき人間であるはずもなく、むしろ、尊敬に値するバンカーもいるでしょうし、実際知人の中にもおります。しかし、一般論を知るにつれ、銀行自身の使命を再認識していただき、その使命に熱く仕事をしてもらいたいと、強く思いました。個人的には、この本は、高橋洋一先生の本とセットで読むと、より日本経済に対する理解が深まるのでは、と思います。オススメ!2013/04/13
ango28
1
タイトル関連はごく一部に留まるが銀行内の事情について詳らかにされているので銀行員の友人と会った際に話の種になる。この書と関係はないが、みずほは株主に迷惑かけておきながら役員報酬だけはしっかり取るんだね。銀行は他人の褌で相撲を取るしか取り柄がない。2010/06/17
悸村成一
0
金融業界が、 ユダヤ・プロトコル資金を抱え持ち口座名義人以外に金銭を分配しているらしいのに、 「コンプライアンス(法令遵守)」(p.132)と言っているとすれば驚愕に価する。512017/02/08
八本足
0
銀行も政治や役所のように批判されますね。税金を投入してるからでしょうか?ということはJALも?銀行員の方々は内容に不満ありかもしれないけど、とりあえず私たちは書かれた内容を信頼するしかないのですね。検証しようもないですから。2010/10/31
-
- 電子書籍
- SAWA-元殺し屋の推し活-【分冊版】…
-
- 文具・雑貨・特選品
- 第二次世界大戦傑作機コレクション全国版…
-
- 電子書籍
- 花ゆめAi Vol.15 花ゆめAi
-
- 電子書籍
- 誰か彼女をとめてくれ 5 マーガレット…
-
- 電子書籍
- 駆けこみ交番 新潮文庫