ちくま新書<br> 日曜日に読む『荘子』

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ちくま新書
日曜日に読む『荘子』

  • 著者名:山田史生【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 筑摩書房(2014/06発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480063793

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内容説明

日曜日、著者は酒のお供にと『荘子』を取り出した。超俗的で、世人を煙に巻くような文章を読みながら、「わからない」ことの醍醐味にどっぷり浸かってゆく。雲をつかむような話ばかりだけれど、固くなっていた頭がほぐれ、おおらかな気持ちになれるのはどうしてだろう。一風変わった角度から荘子の思想に触れる「こんにゃく談義」のはじまりである。

目次

日曜の朝、わたしは寝坊した。
序章 荘子、夢で胡蝶となる―パラドックスの予感
第1章 世界の眺め方(この現実を鵜呑みにしよう 因果という虚構は捨てよう)
第2章 言葉の使い方(基礎づけ主義は断念しよう 状況に応じて言葉を使おう)
第3章 知識の捨て方(概念図式の概念は忘れよう あるがままに生きていよう)
終章 渾沌、七つの穴に死す―絶対的無分別の悲哀
日曜の夜、まだ眠くないけど。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

大島ちかり

13
作者は荘子に偏愛していて、荘子の口ぶり・生き方を真似して生きているような文章。荘子の言葉を分かりやすく好き勝手に教えてくれているんだけど、荘子は難しい。というか、言葉にしてしまったら存在を否定するほどのブラックホールにはまる。存在は存在しているのだろうか。何を持って存在というのだろうか。なんて感じ。な~んにもない。2014/06/20

ATS

8
☆☆☆途中で挫折。よくわからなかった。そもそも『荘子』自体が曖昧なものなのに、それを曖昧に説こうとするから曖昧を曖昧で説明してなにがなんやらという感じになってしまった。いまの自分には不必要な本であった。2019/03/10

牧神の午後

2
リヒターのマタイをおかずに、ヴィトゲンシュタインやカントまで引っ張り出して、荘子で遊ぶ趣の本。書いている内容は非常に面倒で、議論のための議論でないの?と悩ましくなる。筆者のスタイルも非常にのらりくらりで回り道しながら、いつのまにか本筋から外れている−−ようにみせかけて、かすめている、というのが質が悪い(笑)。少なくとも、この本だけで荘子がわかった気になる、なんてことは期待してもムダ。あくまで雰囲気を味わうだけ。2013/05/20

かえり

1
荘子は頭の中が心地よくなるから好きだ。 この書は荘子の一部分を語っている?山田先生の頭の中をちょっとだけ読んでいるようで面白かった。 2018/08/26

yukioninaite

1
禅と共通することが沢山書かれていて、しかし、まったく歯が立たず。まるで老師の書かれた古録の解説本のようでした。2015/11/19

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