内容説明
テリーはJ・Bに、七年ものあいだ片思いをしている。J・Bは富と権力を持つ名うてのプレイボーイで、身よりのないテリーを引き取ってくれた、彼女にとって家族同然の存在だ。いつかは彼が振り向いてくれるかもしれない……そんなテリーの淡い願いは、ある日J・Bに浴びせられた言葉によって完膚無きまでに打ち砕かれた。「僕がきみみたいな小娘を求めると思うか?」心を引き裂かれたテリーは、家を飛び出し、雨の中車を走らせた。ひどい雨と込みあげてくる涙のせいで、視界がぼやける。もうこんな思いをするのはいや。何もかも忘れられたらいいのに……。カーブを曲がりきれず、道に車が横転したのはそのときだった。★大人気シリーズ『テキサスの恋』の最新刊をお届けします。随所に登場する、懐かしい人物たちの近況にもご注目ください!★
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひまわり
15
ダイアナの最低クズヒーローって誰だろう、きっと彼だ。2017/09/08
rokoroko
11
再読。今朝なんとなく「実父のお墓参りにいってないなぁ~」と言うと夫が顔色変えた。彼は父が亡くなってから私の実家の墓にも行かなかったし線香をあげに行ったこともなかった事に気がついて、めちゃめちゃ気がとがめたのだ。ダイアナの魅力はそんな人の気持ちを忖度できないやつが物凄く後悔する羽目になるのを読むことじゃないかしらん?でもこの本は途中で気持ちが悪くなるくらいやなやつがヒーローだったわ2017/09/09
ひまわり
5
これ2年ごとに再読してるわ、私。最低ヒーローが読みたくて。2016/10/06
ひまわり
4
忘れちゃった方がヒロイン絶対に幸せになれると思うの。自分の気持ちしか見えなくてヒロインを踏みつけにして、ヒロインが去った途端慌てて取り戻そうとするヒーローって勝手よね。 2012/11/24
みータン
4
再読。ウンウンほんと「あなたを忘れたい」、マジで酷い男だわ…(爆)身勝手にことごとくヒロインを傷つけ踏みつけにするヒーロー、ダイアナ作品の中でも鬼畜度ベスト3に入りそうな勢い。のに、ころっと許せちゃえるヒロインが信じられん。「ベラとベッドを共にしてない」なんて、じゃアンタラ延々一緒にいて何してたん^^;…ベラとはなかなか縁を切らずに付き合ってるし、ピンクひらひら部屋の後始末もヒロイン任せ?あのソファもだろうか。なんかだらしない男よね。でもクセになる作品★32012/03/18