内容説明
石垣の前には度々幽霊が立っていた。お化け屋敷と噂される旧い生家で起きたこわーい体験。母のトンデモ教育法に対抗して身につけたしたたかなチカラ。美しすぎる星空、エメラルド色の海、極彩色の祭りや行事の中で著者は、ポップなオカルト少年に成長していく。少年のダークでピュアな感受性ゆえに引き出された、知られざる沖縄ワールド! と共に「閑居な作家」の青春と日常を初めて開示した破格エッセイ。
目次
1 キッズ・ア・オールライト(孤児院と幼稚園 犬猫が取り持つ縁 ほか)
2 青春とはなんだかんだ?(どろどろバレンタイン プーさんの蜂蜜 ほか)
3 家族の肖像(大密貿易時代 昔話は時効成立 ほか)
4 オキナワン・ライフ(ソーキ汁と中身汁 太陽と月の時間 ほか)
5 閑居な作家(ただいま修行中 麗しの愛人ラーメン ほか)



