TEST MATCH 宿沢広朗の「遺言」

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TEST MATCH 宿沢広朗の「遺言」

  • 著者名:宿沢広朗【著】
  • 価格 ¥754(本体¥686)
  • 講談社(2014/03発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062811354

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内容説明

指導力とカリスマ性から、日本ラグビー界の至宝といわれた宿沢広朗が急逝して1年。国際舞台での低迷が続く日本ラグビー再生のヒントは、彼の「遺言」にある! ※本書は1991年12月に刊行された『TEST MATCH』を改題、一部修正して文庫化したもので、文中の人物の肩書、団体の呼称などはすべて原本の刊行当時のままです。

目次

VS.SCOTLAND―スコットランド戦に勝つために(ジャパンの監督に抱いた 最強のチームを作抱いた“夢” 最強のチームを作る 日本はどういうラグビーをすべきか スコットランド戦に勝つために何をしたか 情報の収集が第一段階だ 第二段階は情報の分析 情報戦略の最終作業は情報の伝達と活用だ 弱い組織ほどチームワークを大事にしたがる)
ALL THE WAY TO WORLD CUP 1991―ワールドカップへの道(ワールドカップ予選突破のために 強敵・西サモアのラグビー トンガ遠征でつかんだ勝つための戦略 前例にない合宿も戦略のひとつだ 予選突破の最終準備段階 念願のワールドカップ出場 ジンバブエ偵察 ジンバブエ遠征)
TO ENJOY RUGBY―本当のラグビーを楽しむ(これからのワールドカップ 五ヵ国対抗とは何か 英国ラグビー事情 日本ラグビーの問題点は何か どのような選手を育てるか レフリングについて 高校ラグビーについて)
WORLD CUP 1991―ワールドカップ監督日記

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ceskepivo

9
今年はラグビーW杯の年。日本はW杯で一勝しかしていない。そのジンバブエ戦(1991年)の日本代表を率いたのが著者。勝つために出来ることを全てやったことがうかがわれる。現在の日本ラグビーの最大の課題は、大学ラグビーのレベルアップだろう。一つの大学が6連覇しているのは、偉業ではあるが、同時に異常である。大学ラグビーに関し著者は、関東と関西の強豪大学が公式戦でもっと試合をすべきだ、と提言する。また、リーダーを「選ぶ」のではなく、「育てる」必要性も強調する。2015/03/22

ひで

2
Numberの書評を読み、買い求めました。本書の舞台は、91年の第二回ワールドカップの予選から本大会までのスリリングな二年八カ月の期間です。宿澤監督の戦略、戦術と課題の分析、更に目標達成への情熱に感服しました。今回エディジョーンズが課題として取組んだ、日本代表のフィットネスとラインアウト、そしてキッカーの精度について課題として宿澤監督も認識していました。やはり日本は内からで無く、外国人、外圧が無ければ変われないのでしょうか。2015/11/25

牛仮面

1
当代團十郎が、歌舞伎座(や演舞場など)の桟敷席は、あれはそれが景色ですから、ととても気の利いたことを言っていたのを聞いて納得した記憶がある。 宿澤弘朗がラグビースタジアムのチェンジングルームのバスタブやサポーターズアンセムはテストマッチに欠かせない小道具だと言うその心の先に観えるものは、やはりラグビーの景色なのだろうと共感する。 こういう人が情報戦と言うとき、それは浅薄なデータ収集至上主義ではない。 何が必要なのか、必要なものをこそ観る、というその姿勢の前にはひれ伏さないわけにはいかない。2012/08/07

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