内容説明
「病気になりやすい人」と「病気になりにくい人」の間には、見逃せない一つの違いがあった。日本の内視鏡・腹腔鏡下手術の第一人者として活躍してきた外科医が、患者と真剣に向き合う中でたどり着いた結論、「病気にならない生き方、心のあり方」を紹介する。
『ガンをつくる心 治す心』(主婦と生活社刊)で、ガンと心の関係の研究結果を明らかにした土橋重隆医師。現役の医師で、日本の内視鏡治療・腹腔鏡下手術のパイオニアでもある土橋氏が、「心のあり方がガンの発症と治癒に大きな影響を与える」と主張したことで大きな話題を呼んだ。病気と心に因果関係があるのであれば、現代人は、病気を予防するために、どのような生活をしていけばいいのか。本書では、外科医として第一線で多くの患者と向き合う中で見えてきた「病気になる人と病気にならない人の傾向」に基づいて、病気にならないための生き方、心のあり方などを多角的に紹介する。
目次
第1章 治療すれば治るという誤解(西洋医学が治せる病気はそれほど多くはない 現代医学が治せる病気は何か ほか)
第2章 人はなぜ病気になるのか(「抽象」と「捨象」 慢性病に対する医師の役割は「時間かせぎ」 ほか)
第3章 病気はいかにして治るのか(ピンピンコロリの人生 人との出会いが変えた医療観 ほか)
第4章 病気になる人、ならない人(代替療法で病気は治るか フィンランド症候群 ほか)
第5章 病気が教えてくれる、生きるということ(がん抑制遺伝子がONになるとき 病気が贈るメッセージとは ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
sasuke
3
がんになりやすい人の気質的、心理的特徴があるそうです。
fukura
2
セカンドステージの生き方。人生のリセットチャンス!2012/06/17
村越操
2
外科医という西洋医学ど真ん中の医者が、心が病気を治すものと主張したところがこの本の素晴らしいところ。メタボリックシンドロームの概念が存在しなければ、機嫌よく健康に過ごしていたであろう人たちが、健康に不安を感じ不健康感を強めている。癌になる人は頑固な人、真面目で、頑張った人。いい加減な人はガンにはなりにくい。末期がん患者が治ったケースが公表されない理由。それは現代医学では説明がつけられないから。がんを治そう、克服しようと強く願っている人は、なかなかガンは治らない。がんになった現実を忘れるのも一つの方法。2012/06/06
秋日和
1
3~4/5点。病気は気からという内容。2017年読了。2019/07/14
Kyo
0
経験に裏付けられた病気になる人たちの仮説。 個人的には、納得もの。 そして、著者自身の行動を変えた点が評価されると思う。職業:医師の前提となる考えを変化させること、そして受け入れることは並大抵ではない。 この本を通じて、私は病気になったときにこう問おうと思う。 ●30年前の基準値ではどのような診断になりますか? ●投薬&手術以外で完治した事例はありますか? ●もし、あなたが同じ症状の場合、同じ処方をしますか? 考え方と行動からなるその医師自身の生き方、使命感を確認して決めたいかな。2019/02/17
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