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内容説明
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コンピュータの中で生息するデジタル生命体。彼らは集団の中で学習し、協調したり進化することができます。本書は、人工生命研究の基本を知るエピソードを紹介しながら、デジタル生命体を使って人類最大の謎「心」の秘密に迫る過程を描きます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
虎馬
3
タイトルで損をしている。デジタルコンピュータによる人工知能の可能性を検討するということにとどまらず、知能という現象の本質を具体的な実験事例を紹介して考える。非常に面白く示唆に満ちた本。読みやすく得るところの多い秀作。2010/12/08
すいみん
2
心ってよくわからないから外から見たら心があるっぽい挙動のロボット造ろうか。ここに至るまでに著者の研究分野に関して記述が多く結局プログラムできるのかどうなのかわからん2015/12/10
寝子
2
アリの餌集めのロジックで最短経路問題の近似解を求めるところが面白い。それにしてもアリというかアリの社会凄し。2013/08/19
haruki
2
こころは、難しい。いろんな試みがされているんだなぁ。人の起こす全てのことをプログラムしても心にはならない2012/09/10
yuyu_de_gozaru
2
その発想はなかった!って感じやった(笑) いわゆる人工知能と言えば,人間っぽい振る舞いをするプログラムのことを指しがちだけど,結局,猿真似で終わるんだよね,そういうのって.でも,人工生命の発想は,複雑すぎる人間の心理の一部以外を全部捨象して,今調べたいところのみ残して,その部分に関する想定され得るメカニズムをプログラムする形を取る.そうすることで,その一部分のみに関しては,世代交代をシミュレートすることで様々な様態が明らかになる.研究として,何でもアリな感が拭えないが,これは真似したい.面白かったw2011/07/27