内容説明
江戸岡っ引きの総元締め米造、小野派一刀流道場の「青鬼」師範代青木倩一郎。白河藩のお家騒動、田沼意知の暗躍……。米造の娘お葉のかどわかしを発端に米造と倩一郎が出会い、その出会いが幕閣をも巻き込む新たな事件を呼ぶ。江戸情緒あふれる著者初の時代小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
goro@the_booby
45
佐伯道場の青鬼と謳われた倩一郎が助けたおなごは船宿たき川の一人娘。主の米蔵は江戸の目明しを束ねる親分だったのだが再び狙われるお葉。白川藩主の落とし胤との噂もある倩一郎に帰参の誘いや道場の跡取りの話も絡んで騒がしいのだが事件はますます深くなってゆく。チャンバラシーンも謎解きもこれが著者初の時代物とは思えないほど活き活きとした市井の人々江戸描写、赤鬼とのコンビも調子よく、殿様あいてにも己の姿勢を崩さない潔い侍を描いてて胸のすく展開。2作目はちくまじゃなくて祥伝社文庫になってるけど、これは追わねばなるまい。2024/03/16
kagetrasama-aoi(葵・橘)
22
樋口有介氏の初めての時代小説。主人公の“小野派一刀流佐伯道場の青鬼”こと、真木倩一郎が兎に角かっこいい❤️対で語られる赤鬼こと、荒井七之助の人物造形も良いし!そして、作者さま初とは思えない、江戸情緒たっぷりの描写も素晴らしい❤️❤️ところで、祥伝社版の『変わり朝顔』はこの本と同じですよね?2019/11/30
min2
12
旧白河藩主の御落胤?であり、佐伯道場の青鬼こと、真木倩一郎が、岡っ引きの総元締め、「たきがわ」の跡取りになっていくお話。登場人物が皆魅力的で楽しいです。この作者さん、時代劇はじめて読んだけど、良いですね~☆ 田沼がまたしても悪役です…。2016/02/16
風竜胆
6
樋口作品の主人公と言えば、柚木草平に代表されるように、どこか冷めた感じで、斜に構えたシニカルなセリフ回しが特徴だ。この作品では、倩一郎はやはり冷めたところはあるものの、時代物のせいか、他の作品ほどはそういったセリフは目立たない。それでも、ところどころに、樋口作品らしい言い回しが出てきて面白い。 http://blog.livedoor.jp/magic55girl/archives/1675972.html2012/09/17
ううち
5
はじめての梅を読むので再読。相変わらず気のない女子には辛辣(笑)2021/11/01
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