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内容説明
3億円強奪計画は意外な結果に終わり、仲間の一人は服毒自殺を図る。流されゆくままにN、T、ヨーコの3人もそれぞれ別々の道を歩むことになっていった。やがて政治の季節は終りを遂げ、事件は忘却の彼方へと消え去るのだが・・・。疾走する時代の中で徹底的にもがき、苦しみ、翻弄される“ツイてない奴ら”。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sskitto0504
8
すごくいろんな事が、いろんな人が詰め込まれてますね…結局ヨーコは活動家を続けるんですね…それぞれいろいろと生き方があるんだなぁ…2016/05/16
あさひ
7
読み終わりN=永山則夫(連続射殺犯)という存在をしる。やっぱり年代が違うと知らないことが多い。永山とT=北野武が同じお店で働いていたとかケンジ=中上健次が関わっていたたど初めて知った。このマンガは、そんな60年代は、どうしようもないやるせなさと革命への渇望の世代。勿論フィクションなのだから現実とリンクさせている通りではないと思うが本当を混ぜることでリアリティをだし記号化することで60年代という物語を見ることが出来る作品になっている。世の中というより個人に回帰していくという点ではセカイ系と云えなくもない。2015/01/11
ポンポコ
2
実在の人物、史実の事件を組み合わせてもっともらしいフィクションに仕立て上げている。無機質な藤原カムイの作画が素晴らしい。しかし何年かたって読んだ若い世代はこれが史実と思っちゃうかもね。2019/05/06
長野秀一郎
2
本筋と無関係なことを述べる。モデルのない創作キャラであるゲイボーイ・薫と機動隊員である父との関係はまさに「学生運動家」と「体制側」の関係と相似であると感じた。前者は「父の庇護下にありながらそれに反抗する息子」であり、後者は「それに正面から向き合おうとしない父」である。言ってしまえば大東亜戦争も父たちが拵えた議会政治への反抗であり、それへの反抗が学生運動につながり、さらにそれへの反抗が昨今の21世紀型保守運動につながっていると考えられる。けっきょく歴史は螺旋状にしか進まないのだろう。2017/04/09
ユーコ
2
永山則夫の本を読んだこともあり再読。改めて、永山則夫とビートたけしと三島由紀夫と永田洋子(以下略)を同じ流れにぶち込むという離れ業をやってのけていることに感心。「一発逆転」が成功しないのは「アンラッキー」だからではない。だが、そのことに気付けないほど彼らは若く、そして焦っている。重苦しい曇天のような画面も素晴らしいね。2014/01/19
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