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内容説明
逃れられない魔力。少々マヌケな革命家、怖ろしき砂漠の魔女、気弱なイケメン吸血鬼……魅力的な人物達が闊歩する、圧倒的刺激的な5ストーリーズ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そのじつ
6
Kindle。表題作が好み。アクシデントと好奇心から、テロリストの青年をかくまう女闘志を装う女。だれもが予測できる流れで進み、おざなりな態度で幕切れを迎える。ドライ。つかふざけてる。ふざけた態度で崖っぷちを歩き続けるような語り口は松本次郎的と言っていいのか。「ふざけている=本気にならない=視点の固定化を嫌っている」ともとれる。生死を扱う話が多く戦場がたびたび描かれる。5本目「雑兵敗走記」で描かれた見開きの合戦図が見事。この為に作品を描いたとあとがきにあるが、確かにこの合戦図が最もおもしろい。2013/11/05
Hisatomi Maria Gratia Yuki
2
革命運動家の短編を書こうかと思っていたので手に取った。沙村広明みがあって好きなタイプ。青森の方言って文字だと新潟のそれと似てるんだなあ。2021/02/19
yom
2
表題作がよく出来てる。男側の視点からだとありがちかもだけど1捻りしてる感じ。他の作品も水準高い。2020/06/19
;
2
合戦図すごい2017/07/08
johanna.K@よはんなと読む
2
本作含めおそらくほとんどの松本作品はくっきりはっきり性交シーンや野糞シーンを描いていていると思われ、正直人前で読むのは物凄く躊躇われる。ただ、沙村広明氏『ブラッドハーレーの馬車』のような残酷話であっても、なぜか前向きな狂気というか。グチャグチャでどうしようもなく酷い話で、だからこそイッちゃった勢いで全てなぎ倒して進むしかないじゃん?みたいなノリが良い。そしてなぜか、こんなイッちゃった内容なのにノスタルジーすら感じるのだ。このノスタルジーの所以が知りたくて、他の作品もつい隠れて読んでしまうのだな。2011/04/25