内容説明
アネクドートと呼ばれる自虐的「小話」は、権力と体制への痛烈な風刺と辛辣な皮肉を込めた、ロシア庶民の「小さな抵抗運動」とも言える。ソ連崩壊以降迷走を続けるロシアという国家と国民を、ジョークで笑い飛ばしながら、よりわかりやすく解説する。
目次
第1章 よみがえる『超大国ロシア』―吹き荒れるロシアン・パワー(十数年前のモスクワ 高ければ高いほど売れる高級品 ほか)
第2章 『国家解体』というジョークのはじまり―なぜソ連は解体したのか(歴代指導者の人気 人気最低の指導者とは? ほか)
第3章 国を食い物にした『お笑い資本主義』―国営企業だ、持ってけドロボウ(一〇〇億ドルの横領疑惑 ゴルバチョフへのライバル心 ほか)
第4章 『強いロシア』の復活―破壊から、強さと愛国心の建設へ(謎の連続「爆弾テロ事件」 大統領の交代 ほか)
第5章 『現在のロシア』もろもろ編―習慣から生活意識まで(名前の習慣 若者たちの性 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Koki Miyachi
5
ロシア国民は、長い社会主義の冷戦時代が72年の歴史とともにあっけなく崩壊。その後国を喰いものにしたエリツィン時代、元KGB中佐だったプーチンによる強権政治。政治に常に振り回されて来たロシア国民はアネクドート(ロシアンジョーク)で憂さを晴らして来た。ロシアの歴史とアネクドートが織り成す楽しくも哀しいライトエッセイ。 レーニン:絵空事でも国を支配できる。スターリン:一人でも国を支配できる。フルシチョフ:バカでも国を支配できる。エリツィン:家族でも国を支配できる。プーチン:スパイでも国を支配できる。 2015/06/01
ユウユウ
1
☆32024/08/24
エリオちゃん
1
ネタの背景がアレすぎてまったく笑えなかった。 アネクドート、ものすごい文化だ。2019/03/08
K
1
ロシアンジョークだけじゃなく、ロシアの歴史についても教えてくれる。ビーフストロガノフ食べながらウォッカ飲みたい。2017/11/11
kwy8791
1
東欧ジョーク集かと思って読んだら、筆者自身が見聞きしたソ連・ロシア現代史も入っているお得な一冊だった。ソ連( -> CIS) -> ロシア時代に対する見方、特にエリツィンに関する見方が既存の認識と全く違って興味深い一冊。面白かった2011/04/03
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