罪灯

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罪灯

  • 著者名:佐々木丸美
  • 価格 ¥440(本体¥400)
  • 復刊ドットコム(2012/05発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784835443249
  • NDC分類:913.6

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内容説明

湖のスケート場で死んだ少女。罠にはめたのは誰? 冬都、春都、夏都、秋都が胸に秘めた罪は、それぞれの想い人によって裁かれる。罪と恋を糧に生きる女達の物語。「危険区域」「顔」「魔火」「通訳」の4作を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tow

5
電子書籍で購入。2019/06/03

めめ

1
1980年代に人気のあった作家。四人の少女を主人公に、それぞれの完全犯罪だったのか、それとも偶然の事故死だったのかを巡る小説。あの頃流行っていた深層心理が軸で、少女たちの心の揺らぎとか幼い思い込みなどを丁寧に描いている。四人の少女を手助けするのが、「館シリーズ」「孤児シリーズ」の男たちで、ファンにとっては緩やかに繋がったスピンオフ作品になっていて嬉しい。ハルコの子供の頃の事故のトラウマの話が複雑で興味深い。いつものリリカルな筆致が抑えられて読みやすくなったけど、丸美さんらしさが減った一冊かもと思います。2023/12/01

Eiko

0
例によって例のごとく、の佐々木丸美ワールド。4人の主人公が「春・夏・秋・冬」の名を冠するのも三作目。姉妹でも親戚でもないのに、同じクラスに「春都・夏都・秋都・冬都」を揃えてしまう力技(笑)。これまでの佐々木作品に出てくる人物がそれぞれの女子高生の心を解きほぐすのですが、それにしても「ええ、秋ちゃんは美人ですとも。四人の中では一番綺麗。十人の中では六番目、百人の中では九十六番目」という部分、なぜ編集者が気づいてあげなかったのか・・・(下から数えて四番目、といいたいなら十人中七番、百人中九十七番・・・)。2015/08/12

ひろゆき

0
なぜか普通は禁じ手の直接話法中での体言止めを連発していたりなど、独特の書き方。話を追うのは、少ししんどい。でも執拗とも感じる書き方は、作者の魅力です。女性作家特有の言葉の氾濫。昔の少女漫画にあった咲き乱れる花と言葉だけのコマをなぜか連想しました。犯罪の構成要件に該当していないのに、騒ぐマスコミ、捜査にのり出す警察、ともにあり得ないとか、突っ込みたくもなりますが、リアリティの物差しで外部から云々するのも、どうかな…で、これがこの作者の個性であると…2012/12/25

ヌーン

0
読み始めてからああこの文体だったと思い出す。流れるような文体は小説と云うよりも詩篇のようで最後までなじめなかった。どうも苦手だと前にも思ったのにどうしてまた手に取ってしまったのか。今度こそ覚えておこう。私は この人の 文章が 苦手です。2010/04/18

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