文春文庫
脳のなかの文学

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  • サイズ 文庫判/ページ数 325p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167758011
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

脳科学者として時代の最先端で活躍しながら、文学をこよなく愛する著者が、「クオリア」という概念を武器に斬りこむまったく新しい文学論。 解説・島田雅彦

内容説明

漱石のユーモアは、どのような痛ましい内面生活から生まれたのか。小林秀雄の評論に深く隠された動機とは。宇宙のなかの謎めいた存在でありながら、時代に拘束されもする人間は、文学、そして芸術という活動に何を求めてきたのか。「クオリア」という概念でしなやかに解明される、この人間的営みの深奥。

目次

世界を引き受けるために
クオリアから始まる
可能性としての無限
日常の由来するところ
豊饒の海を夢見て
生きた時間はどこに行くのか
見られることの喜びと哀しみ
「スカ」の現代を抱きしめて
観念世界のリアリティ
複製技術時代
愛することで、弱さが顕れるとしても
真実の瞬間
感じるものにとっては、悲劇として
文学と科学の間に
言葉の宇宙と私の人生
衝突に託された福音

著者等紹介

茂木健一郎[モギケンイチロウ]
1962年、東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業。同大大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経てソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、東京工業大学大学院連携教授。著書に『脳と仮想』(小林秀雄賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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榎本順一

3
人文系の知識が死んでいる理系の人がコーヒー片手に読むといい 著者自身は脳研究の最前線で活躍しているわけではないが、啓蒙家としての実力が尋常ではない。それは、彼の膨大な知識量と言語能力に起因する。本書では、彼の豊富な文学、芸術、音楽への愛情と、彼の脳に関する知識がうまい具合にマッチングしている。特に、彼のぶっきらぼうな感受性に対し、漱石やピカソ、小林秀雄、ゲーテ、三島由紀夫、ドストエフスキー、ワーグナー、BBCのエンタメ・・・がどう映るのか、こいつは次に何をいいだすんだろうかと、わくわくするところにある2018/10/20

oyatsudoki

1
理解するというより感心する内容だった。難しいし、著者の言うこと全てを素直に受け入れる気にはならないけれど、これから何度も読み返す本になりそう。この本の自分の評価は将来に保留します。2013/08/20

ciiiinu

1
ひたすら色々な哲学本を読もうと試みては挫折していた自分が、恐らく初めて最後まで読めた一冊。 そっち方面の知識なんて微塵も無い自分が評価なんていうのもなんですが、非常に読みやすい文体に仕上げられていてストレスをあまり感じることなく読めたので良かったです。 ただまだ全体の一割しか理解してませんが・・・2010/01/28

ふうこ

1
モオツァルトやランボオを愛を込めて熱っぽく語る小林秀雄のように、小林秀雄のことを熱っぽく語る茂木さんを、私は大好きになりました。2009/05/24

もっち

1
「クオリア」という部分を除けばさほど新味のある話ではない気もする…2009/03/02

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