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内容説明
裕福な貴婦人ポーシャへの恋に悩む友人のため、貿易商アントニオはユダヤ人高利貸しのシャイロックから借金をしてしまう。担保は自身の肉1ポンド。商船が難破し全財産を失ったアントニオに、シャイロックはあくまでも証文どおりでの返済を迫るのだが……。「ユダヤ人には、目がないのか。ユダヤ人には、手がないのか……」登場人物の生々しいまでの真情が胸を打つ。迫力の安西シェイクスピア、第3弾登場!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ねこ
140
ヴェニスの商人の舞台は観に行った事はないけれど頭の中で各俳優が演劇をしているイメージで読むことがができました。私にとっては読書というより演劇を観賞した、に近しい感じです。シェイクスピア32歳1596年上演。当時の時代背景や宗教観、ユダヤ人とキリスト教徒の確執。現代の私たちとは善悪の規定が違い同意できない部分は当然あります。しかも演劇なので聴衆を楽しませる必要がある。その意味においては私も楽しませてもらいました。…でもやっぱりこれは演劇を観に行った方が絶対いい!シャイロックのセリフが生で聴きたいっ。ですね。2023/06/15
アキ
93
中田敦彦のyou tube大学で視聴してから読了。ユダヤ人の高利貸しシャイロックを強欲な悪人とみなし、アントニオとその友人バサーニオ、ベルモントの貴婦人ポーシャと侍女ネリッサのキリスト教徒の正義が最後に証明されるハッピーエンドの物語。現代から見ると奴隷の問題やユダヤ人への差別など、倫理的にどうなのかと物言いが付くのかもしれません。これは、劇の台本なので、演じてるのを聞いたら印象がまた変わるのでしょう。言葉の装飾が華美で、ギリシャ神話の喩えが多く使われている。道化のランスロットが真実を見抜いている。2023/12/31
keroppi
64
手塚治虫の「ベニスの商人」を読んだので、もとのシェイクスピアの作品がどうだったか気になって読んでみた。登場人物も多く、会話もずっと多い。よくこれをあのページ数の漫画にまとめられたなと感心する。それでいて話の骨子やキャラクターや名場面はしっかり押さえていた。この本の解説を読むと、シェイクスピアも種本があってそれをベースに自分の物語を作り上げたらしい。それを自分流に作り変えた手塚治虫は、やはり凄いとあらためて思った。2025/08/25
molysk
62
ヴェニスの誠実なる商人アントニオは、麗人ポーシャに恋焦がれる親友バサーニオのため、ユダヤ教徒の金貸しシャイロックから借金をする。海難で資産を失ったアントニオに、シャイロックは証文通りに1ポンドの人肉を求める。バサーニオと結ばれたポーシャは、夫の恩人のために法律学者を装い、人肉の切り取りに血を流すことを禁じて、シャイロックの財産を没収する。当時のキリスト教徒からユダヤ教徒への偏見による勧善懲悪、とも見えるが、シャイロックの科白から掘り下げられる内面には、抑圧される人々へのシェイクスピアの洞察の深さが伺える。2021/02/27
kazi
46
シェイクスピアの喜劇の中でも超有名な作品ですね。お話としてはなかなか面白い。なんだけど、現代の価値観で読むとどうしても許容しがたい点が一つ。この作品はいくら何でもユダヤ人に対するステレオタイプ的偏見がすぎるよ(^^; いったいユダヤ人の金貸しシャイロックが何をしたっていうのよ・・。借金の証文によって、アントニオを殺そうとしたのはそうだけどさあ・・。若い法学者に扮したポーシャが法廷で滅茶苦茶な判決を下すシーンとか読んでてすごく辛かった(^^; 2021/08/28
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