夕萩心中 - 傑作推理小説

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夕萩心中 - 傑作推理小説

  • 著者名:連城三紀彦
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 光文社(2013/03発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334742676
  • NDC分類:913.6

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内容説明

時は明治末期、政府重鎮の妻・但馬夕とその家の書生・御萩慎之介との情死事件は起きた。現世では成就できない愛を来世に託した二人の行為を、世人は「夕萩心中」ともて囃したが、その裏には驚くべき真実が隠されていた……。日本ミステリ史を美しく彩る〈花葬〉シリーズ3作品に、ユーモア・ミステリの傑作連作「陽だまり課事件簿」を併録。流麗なる連城“世界”に酔う!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

しんたろー

159
花葬シリーズが3作…『花緋文字』は哀しい生い立ちの芸者を描いた連城版イヤミスとも言える作品、『夕萩心中』と『菊の塵』は歴史と男女の情愛が絡み合ったドキュメントのような作品…持ち前の流麗な文章が時に幻想的、時に官能的で、『戻り川心中』の5作と纏めて後世に残すべき「文学ミステリ」になると思う。併録の『陽だまり課事件簿』は3作の連作短編ユーモア人情もの…普段と段違いの作風で低評価だが、漫画みたいなキャラたちを連城さんが楽しんで書いている感じが伝わってきて面白かった。雑誌休刊の煽りを受けて未完なのがとても残念だ。2018/06/25

nobby

133
花葬シリーズ残り3篇を堪能。ああ、なんて美しく儚く悲しいんだろう…〈椿・萩・菊〉純白の花が染まり散り廃れていく。耽美な女達と重なり残される余韻にただようのは哀愁…同時に推理小説としての醍醐味を存分に示すラストにはため息をもらすばかり…情緒たっぷりな雰囲気はどれも甲乙つけ難いが、最後明かされる真相に打ちのめされる「花緋文字」と、実体験と残された日記の融合から探る技巧に優れた表題作が印象深い。ただ、この3篇の後に唐突に並ぶ「陽だまり課事件簿」のダジャレにコメディな作風が興醒め過ぎ…ちゃんと本格してるだけに尚…2022/09/19

麦ちゃんの下僕

89
『戻り川心中』に収録されていない“花葬シリーズ”3編と、3話からなる連作ユーモアミステリー「陽だまり課事件簿」を収録。『戻り川心中』同様、どの作品も“ホワイダニット”が冴えまくっていますね!「花緋文字」は、真相があまりにおぞましくて、戦慄…。「夕萩心中」と「菊の塵」は、明治期の世相をも巧みに織り込み、“ハウダニット”の面白さも楽しめる秀作!一方「陽だまり課~」は、1980年代の新聞社の窓際部署4名がドタバタしながら事件を解決(!?)する物語…ですが、事件そのものより彼らの人間ドラマの方が印象的でした(笑)2020/07/04

みゆ

68
『戻り川心中』が素晴らしかったので<花葬>シリーズの残り3作が読みたく手に取った。やはり素晴らしかった。古い因習が残る時代の男女の情愛がしっとりと描かれ、耽美の世界に誘われる。しかし一瞬にして情景反転、黒白が入れ替わり、むき出しになる人間の内なる悪意。見事なミステリーでした。余韻に浸りたいので『陽だまり課~』は論評を避けます(^-^;2018/06/13

shizuka

63
花葬三作の淫靡な美しさに酔いしれ、その余韻を残しつつ「陽だまり課事件簿」に突入したときのあり得ない衝撃。六助さんの××さに立ちくらむ。滑稽ミステリーで、今までお目にかかった連城氏の作風と全然違う面白さはわかるんだけれど、とにかく六助がもう気持ち悪くて。リアル鳥肌が立ってしまった。三話目でなんとか全うな六助になっていったから少し安心したけれど、辛かった。そんなこんなでしっとりとした美しい世界観を有する花葬三作への私の想いはすっとび遥か彼方へ。どうして、花葬の後に持ってきたのさ。せめて逆でしょ。嗚呼、無慈悲。2017/07/22

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