光文社文庫<br> 読書の方法 - なにを、どう読むか

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光文社文庫
読書の方法 - なにを、どう読むか

  • 著者名:吉本隆明
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 光文社(2007/06発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334742614
  • NDC分類:019.04

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内容説明

「なにに向かって読むのか」「どう読んできたか」「なにを読んだか、なにを読むか」。偉大な思想家・詩人であり、また類まれな読書家でもある著者が、読書をとりまくさまざまな事柄について書いた、はじめての読書論集成。長年における著者の思索の軌跡、思想の背景が存分に詰まった、「知」の巨人による異色の読書論。

目次

第1章 なにに向かって読むのか“読書原論”(なにに向かって読むのか 読書について 読むことの愉しみ 本に向かって 《インタビュー》いま活字は衰退しているか 書物の評価 「書評」を書く難かしさ 《インタビュー》戦後思想界の巨人の頭脳が映し出された書棚 いずれ物書き自身を廃棄処分にする時代が来るだろう 《対談》吉本隆明・中沢新一―消滅に向かう世界のなかで、「現在」を読みとくための読書論)
第2章 どう読んできたか“読書体験論”(本を読まなかった 読書とは、書物からの知識を得ることより、一種の精神病理だ―わが生涯の愛読書 思い出の本 国語の教科書 百人一首の遊び 書くことで自意識の拡がりを充たした日々 《インタビュー》詩について 近代詩の歩み 《インタビュー》東京の本100冊 ある履歴 《インタビュー》批評と学問=西欧近代化をどうとらえるか)
第3章 なにを読んだか、なにを読むか“読書対象論”(ノン・ジャンルベスト120 わが古典太宰治「黄金風景」 短篇小説ベスト3 作者の資質の根をあらわにした短篇 思想書ベスト10 人に読んでもらいたいオーソドックスな一冊 思想書(日本)ベスト50 絶望的かつ楽天的な、日本の思想書
「ナショナリズム」の書
「国家の思想」の書
文学者への言葉
私の好きな文庫本ベスト5
’93年単行本・ベスト3
’94年単行本・ベスト3
「戦後史を読む」
30人への3つの質問)
対談 吉本隆明・荒俣宏―恋愛小説の新しい効用

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

106
読書についての評論とお勧めの本などをかなり紹介してくれています。すなわち「読書原論」「読書体験論」「読書対象論」の三つに分けて読書に関するありとあらゆるノウハウや体験を吉本先生がさらけ出してくれています。前の二つは人によって好き嫌いがあるでしょうが、どのような本を読んできたかあるいはお勧めの本のコーナーでは、資本論は当然としても聖書が一番最初にきているのには驚きました。それと結構日本の古典をかなり読んでいるということも勉強になりました。2016/01/10

ばりぼー

28
今までの読書体験で、恐ろしい精神的事件のような読み方をしたのは、十代半ばに読んだ「ファーブル昆虫記」と、二十代で読んだ「新約聖書」「資本論」だ。今も『新約聖書』を理解した日本の文学作品としては太宰の『駆込み訴へ』が、最上のものだと考えている。しかし、創られた『新約聖書』より、神話の書である『旧約聖書』の方が、はるかに優れていると考えたのは、ずっと後になってからだ。十代後半、学生自治寮の部屋の天井には、墨で書いた宮沢賢治『雨ニモマケズ』を貼っていた。初めて自腹をきって買った詩集は高村光太郎『道程』である。2019/06/16

yumiha

10
積んだままの『言語にとって美…』に比べれば、読みやすい。また、おススメの本が紹介されていて、しかも文庫本が多いのもうれしい。文学の本は、既読のものもあり、ふむふむと読める。でも、政治・経済・宗教・哲学などの本は、はてさて…結局敬遠してしまうことでせう。気に入らなかったのは、荒俣宏とのラブロマンス対談。女性に対して不愉快な視線で語る荒俣氏には、ラブもロマンスも語る資格はない。おしゃべりな吉本隆明も、相槌の1行だけのこと、多々。どうして、そんな対談に52ページも割いているのか、納得できない。2014/08/26

白義

10
自分の生活にとって本とはなんなのか?どういう意味があるのか?そういうことを自分自身の生きた歴史の中で考えてる人だと思う。吉本隆明の読書関連文章の集成で、つまみ食い的にどこからでも読める。さて、吉本隆明は、その本がいい本かを判断するときは自分が切実に思いよく考えたり得意な項目にその書物がどう書いているかを拾い読めという。というわけで、ボクも含めだいたいの人が気になるいい本の選び方だが、今の文章でかなり納得できたのでいい本とすぐわかった。本を神秘化しないが、本がかけがえのない小世界だとも知っているのがいい2011/08/28

ヴェルナーの日記

8
著作者・吉本隆明氏の読書観と各書の評論を主に、各所にインタビュー・対談が散りばめられている。 概ね文学評論家は現実主義的な部分があって、言い換えれば悲観主義的なのだが、本著の吉本氏も、その傾向が感じ取れた。 ただ、なぜ本を書くのか、そして本を読むのか、という考察は共感できる。2012/06/04

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