内容説明
国王ヘンリー二世からの予期せぬ手紙に、オリックは戸惑いを隠せなかった。忠臣の働きに報いるため、褒美を授けるという。その褒美とは、新たな称号と金、そして妻だった。王がオリックの妻にと選んだ女性の名はマルガリート。しかし、華やかな宮廷から厳しい北の地に喜んで嫁ぐ女性がそうそういるとも思えない。この話には何か裏がありそうだとオリックは感じた。そこへ、信じられない知らせがもたらされる。マルガリートは王の愛人だったというのだ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アネム
7
★★★☆☆ヒロインの名前マルガリトが、エピローグではマーガレットになってる…。2017/12/17
くろうさぎ
2
ヒロインの置かれてた境遇の哀しさに泣けちゃいました。2009/07/28
こえん
1
再読。関連作全部読んだ後でなら、何とか許容範囲に。あんなに仲の良い夫婦にも、こんな頃があったのね、ってことで。時系列的には前のお話だけど、読む順番は大事だと思った。2009/03/27
こえん
1
お話は時代背景からするとリアルなんだろうなとは思う…それでもヒロインが本当に王の元愛人だってのが、難あり。それを目的に育てられて王の側らにいる(最終的には王妃になることが)当然だと信じていた姿も思い上がり加減もイタいながらもよくできてたんだけど…。ロマンスヒロインとしては論外な言動を繰り返すしなぁ。