イラン - 世界の火薬庫

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イラン - 世界の火薬庫

  • 著者名:宮田律
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 光文社(2014/08発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334034030
  • NDC分類:302.263

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内容説明

イランはアメリカの「次の標的」か――。アフマディネジャド大統領の急進的イデオロギー、核エネルギー開発は世界に何をもたらすのか。緊迫する中東情勢の未来を読む。

目次

第1章 イラン民族の栄光(中東シーア派の盟主 アフマディネジャド大統領の出現 イラン民族の栄光 シーア派の台頭)
第2章 イラン革命防衛隊(「イラン脅威」の背景 権力基盤の中枢 イスラム世界の軸)
第3章 南西アジアの震源地(流動化する南西アジア イランとパキスタン アフガニスタン問題 外交バランス)
第4章 イランとアメリカ(アメリカの意図 対テロ戦争の標的 圧力 湾岸の盟主の座 イスラエルをめぐる対立)
第5章 世界の火薬庫(好都合な敵 イラン国内の危機 イランへの「挑戦」 イラク問題 相互不信)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

無重力蜜柑

12
『論理的思考とは何か』を読んでイランという国に興味が出たが、手元にイランに関する本がこれしかなかった。ブッシュ政権時代の本なので現代政治の知見としては流石に古すぎ感もあるが、薄いので取りあえず読んでみたところ割と有用だった。基礎知識がないので。個人的にイランといえば「イスラム共和制という謎の政体」「国軍より強力な準軍事組織」「中朝露と並ぶ権威主義国」といったイメージ。といえ中東政治には興味がなかったのでイラクやシリアとの違いも特に意識したことがなかったし、この前のイスラエルとの戦闘の話も聞き流していた。2025/03/04

肉尊

2
イラン情勢を知るために借りた一冊。ブッシュ政権下で危うい立場にあったイラン。サウジやパキスタンなど周辺国との外交方針を伺いしることができます。今とは情勢が変わってしまっちゃってると思いますが。もし仮に~なれば、という推論が多いことが印象的でした。2017/01/09

このこねこ@年間500冊の乱読家

1
☆3 世界をもっともっとフラットに見る必要があると感じ読んでみました。 イランはイスラム教シーア派の国ですか、それ以上にペルシャ人というアイデンティティの強い国だと知りました。 世界唯一の被爆国の民として、中東への理解をもう少し深めるべきだとあらためて思いました。2019/08/02

コカブ

1
書名で「イランはそれほど世界的な影響力があるのか」とつっこんでしまう。内容は、アメリカはイランを潰そうと狙っている、しかしそれではイランは民族主義を掻き立てて反発を強めるだけだという内容だった。2007年に書かれた本で、アメリカのイラン攻撃が今にも起こるかのように書いてあったが、2013年になっては徒に危機感を煽っているだけのような印象を受けた。そもそもイラン民族主義について書いてあるが、イランは多民族国家でイラン民族主義を煽るのは国内的に問題があると思う。そこをカットしていたのは新書だからだろうか。2013/02/17

可兒

1
書名でいささか引いたが、まあ地政学的重心ということを表現したと思えばそれほど違和感もない2010/04/19

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