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内容説明
世界を壊滅に追い込もうとしている一羽のフクロウ《ミネルヴァ》。人類存亡の危機を救うため、今ひとりの老マタギが立ち上がる!超怪力作家が渾身の力で描く、壮大なスペクタクルバトル!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新地学@児童書病発動中
96
眼ですべての生き物を殺せるフクロウによって、東京の街が滅亡の縁まで追い込まれる。そのフクロウと戦うために呼びされたのが、猟師の鵜平だった。圧倒的な面白さで、読み始めたら止まらなくなった。ハリウッド映画的な内容に、日本の伝奇的な要素がプラスされるところに、好感が持てる。登場人物の描き方も巧い。特に鵜平の娘の輪が可愛い。結末は予想がつくのだが、不穏さを残しているところに、ぞくりとした。2017/07/31
exsoy
34
「最後の一撃は、せつない」 ってなんのキャッチフレーズだったか。ほんと切ない。2011/01/01
眠る山猫屋
33
再読。シリーズものも良いが、読み切り完結なのも良い。ミネルヴァの孤独が哀切。どうしてこんな魔物がたった一匹生まれてしまったのだろう・・・。2017/01/11
月子
32
藤田和日郎さんの漫画は設定が変わってるのが多いなぁ。よくこんなの思いつくなぁ。その眼で見られたら必ず死ぬって…。2015/01/26
kanon
30
完璧な一冊。個人的にはスプリンガルドより好み。これ以上続けられるよな気もするし、これで終わりというのならば、それはそれで良いと思わされる。設定だけでも堪らないものがあるし、容赦が一切ないのも凄い。少年サンデーだったらもしかしたら出来ないかもね…著者があとがきでフクロウに感謝と、ゴメンネ、と言ってる部分に、作品に対する愛を感じる。これだけ丁寧に描かれているのだから、誰も文句などつけないだろうに。2018/02/01