角川文庫<br> 悪妻に捧げるレクイエム

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角川文庫
悪妻に捧げるレクイエム

  • 著者名:赤川次郎
  • 価格 ¥528(本体¥480)
  • 特価 ¥264(本体¥240)
  • KADOKAWA(2014/12発売)
  • ポイント 2pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041879924

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内容説明

女房の殺し方教えます! 互いに甘い言葉を囁きあい、あんなに愛しあったこともあるのに、今では……。ひとつのペンネームで小説を共同執筆する4人の男たち。4人が選んだ新作のテーマが、よりによって「妻を殺す方法」。常日頃、女房に泣かされ、悩まされている4人の男たちは、アイデアを練るうちに夢と現実がごっちゃになり、事態は思わぬ方向へ進み始めた。赤川次郎が放つ、新感覚ミステリーの傑作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

118
小説を共同執筆する四人の男。 2人が執筆し、一人が構成,一人が情報収集という担当。 妻を殺す方法について、全員が原案を書いてみることに。 4つの小説内小説と、4人の生活がそれぞれ別に進む。 都合8つの筋書きが、重なり合って行く。2012/07/30

chiru

113
ひとつのペンネームで共同執筆する“4人の作家”たちは、「妻」との冷えきった関係に悩み、次の作品のテーマを《妻殺し》に決定。「4つの構成、4つの動機、4つの作中作、4つの殺害方法」というコンテンツを『小説家、脚本家、作詩家、インタビュアー』の4視点で原稿のアイデアを出しあう。何より作中作が面白く、狙われた「妻」が虚構と現実の間でリンクするのがスゴイ‼ 誰も死なないのに爽快なヤラレタ感!最終的には「5話」でひとつの物語。ユニークな離れ業がキマったメタ・ミステリでした。★4.52021/03/13

『よ♪』

50
あれっ!?これコンパクトな作品だけど傑作じゃん!?──と、思ってしまった。主人公は共同執筆作家、西公路俊一。まぁ藤子不二雄みたいなもんです(違う?)。4人で1人。2人で1人はプリキュア™みたいな?いや失礼💦この売れっ子さんがオムニバス小説のプロットを作るんです。4人で1つずつアイデアを持ち寄って。…で、タイトルにあるように奥様に悩まされてるんですよ、色々と。ねぇ?んで、そこから抜け出したい妄想を小説にするんですが──。この作中作がなかなかどうして面白い!そこの仕掛けも面白い!うーん、メタ構造。これ絶品♪2021/02/23

いしかわ

49
四人で小説を書いてる男たちが、妻殺しをテーマに各々物語を書いていく。赤川次郎の作品は軽くて、簡単に読めてしまうので あまり手にしてなかったが この作品は、すごい!と素直に思えた。四人の男たちの文体それぞれきちんと分けられ、個性もハッキリしていて展開に引き込まれる。私が考える結婚っていうものと、男の人ってものが そのままストレートに書いてあって笑える部分も、納得してしまう部分もあった。女性、男性共に読んでもらいたい本。2014/03/08

さおり

44
中学生の時、本を読んでたら大嫌いな国語の先生が、「どうせ赤川次郎を読んでるんだろ。芥川くらい読みなさい」と言ってきた。そんなわけで私は、赤川次郎も芥川も避けて大人になりました。この年にして初めての赤川次郎さんは、とても面白いお話でした。初版は昭和56年ですが、古さを感じない。まぁ当然、ケータイとかはないけどね。2014/06/16

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