幻冬舎文庫<br> 海の時計(下)

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幻冬舎文庫
海の時計(下)

  • 著者名:藤堂志津子【著】
  • 価格 ¥627(本体¥570)
  • 幻冬舎(2014/03発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344409477

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内容説明

徳子が70歳を迎えたときから、その死は覚悟していた。予想外だったのは、喪失感と名づけられるものが、日がたつにつれ、さまざまに形を変え、皮膚をくぐり抜けて肉へ、肉から骨へと浸透してくることだった。家族の死の淋しさに耐えきれず、別れた男と一夜をともにしてしまう水穂。その傷ついた心を救うのは……。著者の最長編、愛の傑作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Junko

2
主人公は水穂。母・伊沙子に対する確執と祖母・徳子が亡くなった後の喪失感に悩み苦しむ。 『親子なんて、他人の目には申し分のない親、ところが子供にとっては、たまらなく否定したい親。この他人の目と子供の目の隔たりは、永遠に近いぐらい埋まらない。で、わかっていながらも、私はずうっと母の悪口を言い続ける。許せないと糾弾するわけ、良いどれるたびに。これってね、うちの母と私の仲だけじゃなくて、水穂さんと上原ママの関係も似たようなもの』 この小説の言わんとしていることは、麻美のこの言葉ではないだろうか。 2017/04/19

伊達酔狂

1
★★★★2014/01/26

monakamonnie

1
イマイチだったなぁ。保守的すぎて主人公に魅力がないわ2009/02/13

あきぴー@武蔵国

0
家族だからと言って、理解できる訳ではないと言うことか。 つまり、「親子は他人の始まり」だな。 麻美さんじゃないけど、薫と水穂の関係にはいらいらする。 ★★★☆☆2008/12/01

tarotaro

0
藤堂さんだから、もっとどろっとした関係のものかなと思ったけど、大変さらりとしてました。読みやすいけど、ちょっと物足りない。2013/05/29

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