角川ソフィア文庫<br> 新古今和歌集 下

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角川ソフィア文庫
新古今和歌集 下

  • 著者名:久保田淳
  • 価格 ¥814(本体¥740)
  • KADOKAWA(2014/04発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784044001032
  • NDC分類:911.135

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内容説明

恋の歌「玉の緒よ絶えなば絶えねながらへば忍ぶることのよわりもぞする 式子内親王」、「幾夜われ波にしをれて貴船川袖に玉散る物思ふらむ 藤原良経」など、上下で約2000首を擁する勅撰和歌集。

目次

巻第十一 恋歌一
巻第十二 恋歌二
巻第十三 恋歌三
巻第十四 恋歌四
巻第十五 恋歌五
巻第十六 雑歌上
巻第十七 雑歌中
巻第十八 雑歌下
巻第十九 神祇歌
巻第二十 釈教歌

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

内藤銀ねず

11
文庫版新古今集として最高峰の本書ながら、その反面コンパクトにしすぎて収まらなかった内容に、新古今歌人群の人間ドラマがあります。本編では作者名が付いた歌が並んでるだけですが、作者同士の関係や歌の並びがどうしてこんな風になっているのかとか、書かれていないことはまだまだたくさんあります。新古今集を編むにあたって行われた歌合などのイベント、和歌所という国家機関での編集作業の日々。完成前に亡くなってしまった人々への想いなど、そういう濃い出来事も併せて新古今和歌集なのだと、わたしは思います。一生懸けて読んでいきたい。

双海(ふたみ)

9
ある意味、読み終わることのない本だ。理解度は2%くらいか…笑2023/12/12

chisarunn

9
こういう本を「読み終えた」というのはどうなったら「読み終えた」といってもいいのかなあ。「全部目を通した」ならとっくの昔に読み終えているわけだし。でもちっとも読み終えた気はしない。今だって何かあるたびに(定家とか西行とか実朝とか関連本を読むたびに)開いて該当場所を読むわけだし。でも「読んでる本」にずっと置いとくのも、と思ったので読み終えたことにしました。この巻で一番好きなのはこれ。「いそのかみ古りにし人を尋ぬれば荒れたる宿にすみれ摘みけり」(能因法師)2022/07/17

tyfk

6
本歌が記されているのが良い。レイアウトも見やすい。2024/01/29

そーだ

1
A-250-2 下巻は注釈も丁寧に読んだので時間が掛かった。部立は恋(一~五)、雑(上中下)、神祇、釈教。恋は配列が『古今集』に比べて雑然とした印象だった。また、当代歌人の歌は題詠が多い。雑、神祇、釈教は入集数ツートップの西行・慈円が出家してるだけあってこの二人の歌が多かった。一方、二人の歌風を尊重していたはずの後鳥羽院は入数が少ない。神祇、釈教はともかく、雑には一首しかない。こんなところに後鳥羽院の勝ち気な性格が表れているように思った。配列や部立、序についての解説がないことが不満。2014/03/23

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