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内容説明
父の莫大な遺産を相続することになったコリンズ家の美人三姉妹。しかし、家宝のブラッド・ルビーだけは、一番美しい娘に贈るとされていた。そんな折、シュタインベルク家の当主から招待を受けた3人は、彼に最も気に入られた者がルビーを手に入れることにしたが…!? 表題作ほか『エキセントリック・シティ』2編も収録!!
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
十六夜(いざよい)
10
「トランシルヴァニア」と聞いてまず連想したのは矢張り吸血鬼。この辺りですでに展開がある程度読めてしまうのですが、三姉妹のキャラやいざという時の絆は良かった。同時収録は「エキセントリック・シティ」こちらの方が謎時も入り好みでした。この作家さんは本当に美形を描くのが上手い。二作で完結なのが残念。2014/02/09
でんか
4
流石に表題作は、絵が時代を感じさせるなあ。リライトしてくれたらたぶんすごい良いと思います。最後、マクシミリアンが死ぬあたりのフェンとのやりとりとかすごい好きだ。黒髪に生まれたというだけで親に疎まれていた彼が、おかしな性癖になってしまったのは、彼だけのせいではない。悲しいお話。あとの二話は、所はアメリカで、明るいコメディ調。サイコものですけどね。この、「プラチナキラー」のころの樹さんの絵が一番個人的にはキレイで好きだと思ってる(異論はあると思いますが)。シルヴァーナさんとか超キレイ。2017/10/17
わきち@肩書きは妄想家
3
表題作はとてもこわかった。ホラーとかではない恐怖が。それが本当の吸血鬼への恐怖なのかな。心が壊れたんでしょうねえ、彼は。 あとのほうは、素敵☆例の刑事さんが気になるケド、年の差カップルもいいんじゃない?(笑2012/12/10
小町
3
『トランシルヴァニア・アップル』 樹なつみは大物作家なのに、初期作品は結構絶版が多く、今回読めて幸せでした(^^) 『君にささげるコメディ』とかも復刊されないかと待っております。 内容は…、どうなんだろう? 解説者は力入れていたけれど、私は樹なつみの初期作品で面白いと思った作品、あんまなかったりして。 『エキセントリック・シティ』 樹なつみ作品の中でもかなり好き!です。 多分、続きも用意してたんじゃないかなと思う。複線が隠されたままなので、残念。 単行本は持っているので、重複してしまった。2007/03/17
外野伽夜
2
父から一番美しい娘に家宝のブラッド・ルビーを贈ると遺言されたコリンズ三姉妹。シュタインベルク城の当主マクシミリアンから招待を受けた三姉妹は、彼に選ばれた娘にルビーを渡す事にしたのだが……。という表題作の他、男装の女探偵&大学生バイト男子が事件を解決する「エキセントリック・シティ」シリーズ収録を収録した一冊。私は「エキセントリック・シティ」の方が好きでした。どちらも樹先生らしくて面白いです。ケイト可愛いよケイト。2014/06/10