内容説明
久々に帰省した陸自特殊部隊隊員・御堂走馬を待ち受けていたのは、虚ろな瞳で唸り声をあげる野犬の群れ。来合わせた中学生らと廃校に立て籠もる御堂だったが――緊迫のパニック・サスペンス!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヤスヒ
6
北海道で発生した感染症。感染し狂暴化した野犬の群れ、またそこに住む人々にもその症状が拡がっていき・・・というパニック小説。読み終えて初めて知ったのだがこの小説は作者である大石さんの陸上自衛隊特殊部隊サイレント・コアのシリーズ物の一冊らしい。シリーズ物ではあるけれどこの小説単体でも楽しめた。ただ欲を言えば(他の作品も読んでいて)この感染症の脅威に立ち向かうサイレント・コアのメンバーの面々をもっとよく知った上で読んでいたら面白さも倍増していたかも。2015/11/29
Happy
0
パニックストーリー、しかも私に苦手な犬の話。 夢見や寝覚めが悪くなるのを覚悟して読んだ。でもぐいぐい引き込まれてページが進んだ。読みながら「何か読んだことある」気がしていたが、依然読んだやはり北海道が舞台の白アリの話を思い出した。あの頃パンデミック物が数冊続いたんだった。大石さんの作品は初めてだったと思うが面白かったので地元が出てくる作品も読んでみようかな?武器とかには詳しくないけれど…2016/09/23
ゼクロス
0
“アジア覇権戦争シリーズ”“シーナイトを救出せよ”“魚釣島奪還作戦”と並んで、何度も読み返した作品です。 単身学生を守るシューズの奮闘が、所属に関わらず自衛官の鑑の如くで、とても凛々しい作品です。
npf0402
0
殺戮に至る病に似てるタイトルと、この懐かしい表紙と舞台に惹かれて読んだ。小説だとどうしても、「もう北海道焦土にしちゃおうよこわいもん!」って思ってしまって(怖がるあまり)だめだ…。昨今ダメな教師ばかり見ていたので教頭先生がスマートにとてもかっこうよくてほれぼれしました。確かに映画化したら映えそうだなあ2012/10/29
ヤバ
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映像にすると、アクションシーンは迫力がありそうだが、ストーリーはやや薄いかなー。2012/10/06