内容説明
とある事件をきっかけに、女性にあんなことやこんなことをされると気持ち良くなってしまうという困った体質に目覚めてしまった砂戸太郎。このままでは普通の恋なんてできるはずがない! この体質を治し、そして愛しの“シホリ姫”に告白するため「生徒たちの願いを叶えてくれる」という第二ボランティア部を訪れた太郎だったが、そこにいたのは自称・神を名乗る激しく勘違いな美少女・石動美緒と、太郎が目覚めるきっかけとなった忌まわしき存在、結野嵐子だった――。女の子たちから次々に放たれる快楽の罠! がんばれ太郎! そこで喜んじゃダメなんだ!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
中性色
16
マーブルチョコレートじゃない方。これってうまいやり方かどうかは別として、主人公の体質をうまく使ってヒロインを正当化しているんじゃなかろうか。どうせだったら、最後の場面は殴られ慣れてるのがうまく作用すればよかったかも。ただ展開的な部分としてヒロインがあえて主人公の体質にあわせて演じてるような描写だといいかも2019/03/09
昼沢異世界
14
★★☆☆☆ 「MF」っぽい作品ってどんな作品か?と問われれば、「ゼロ使」や「まよチキ!」、「緋弾のアリア」と並べて「本作」を挙げるように思う。「ドM」が主人公で、ヒロインは自分を神と称したり、男性恐怖症であったり、極度のブラコンを拗らせた姉、子煩悩の度が過ぎる母親、主人公の親友に至っては女装癖があったりと、かなり奇を衒ったキャラクター設定をしているものの、大筋はテンプレートかつスタンダートなラブコメで、安心して読み進められる。2015/03/31
ティス@考える豚
11
作者さんがお亡くなりになりました。冥福をお祈りいたします。続刊を楽しみにしていたので、この訃報は衝撃的でした。久しぶりに一巻から読み直してこの物語が最後まで読めないことを本当に悔しく思います。まだ読んでいない皆さんにこの本を広めたい。そういう意図を篭めて再読のレビューをいたします。2011/04/26
nob
7
アニメ未視聴。遺伝子レベルのドMな体質を治したい主人公砂渡太郎は生徒が悩みを相談する第2ボランティア部に相談し、そこで石動美緒と結野嵐子という美女二人にシゴカれる話。主人公はかなり変態だけど、それを帳消しにする格好良さはあると思う。終盤、主人公が悪人吉岡をぶっ飛ばしたけれど、嵐子さんの心の傷はこの程度では癒えるはずが無いのでもやもやする。次巻も読みます。2017/08/26
与太郎
7
アニメ化記念に読了。変態による変態のためのラノベと言えば簡単だけど、登場人物がそれぞれ自分の体質にコンプレックスを抱えていて、それとどう向き合っていくかという割と主軸がしっかりとした物語だった。終始ベタな展開だが、シンプルで伝えたいこともストレートに伝えているので受け入れやすい。ドMに抵抗のある人には厳しいかもしれないけど。自称神様でありながら美緒の活躍が地味だったのはちょっと残念。どっかの団長様とキャラが被りそうだけど、むしろもっと暴走させたほうが面白そう。とにかくまだまだ楽しめそうなので次巻に期待。2010/10/15