内容説明
昭和史ノンフィクション作家の第一人者が、これまでの膨大な取材のなかから現代の日本人に学んでほしい教訓を引き出す。敗戦につながる昭和10年代の政治、経済、マスコミ……の諸相は、あまりにも現代の状況に酷似する。桐生悠々、斎藤隆夫、2.26事件、皇紀2600年、太平洋戦争など、多彩な素材から、えぐり出される教訓とは何か――。保阪正康氏の「自省史観」の神髄が、ここに結実。昭和10年代から教訓を学ばない者は、昭和10年代から報復を受ける。
目次
序章 昭和史を見つめる目
第1章 昭和十年代を象徴する二・二六事件
第2章 混迷する農本主義者たちの像
第3章 主観主義への埋没という時代
第4章 教訓とすべきことは何か
第5章 問われている語り継ぐべき姿勢
終章 歴史への謙虚さとは何か
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
おさむ
40
昭和史の語り部を自任する保阪さんの力の入った新書。主観主義と自己陶酔に陥った10年間を、功罪の功がなかったと断罪。国定教科書による国家統制や言論弾圧、情報統制、暴力的な立法等、最近の日本の動きに気味が悪いほど似ていて、ゾッとしました。2016/03/25
三上 直樹
1
日中戦争から敗戦へと至る時代を、さまざまな角度から読み解き、そこから得られる教訓を学ぶ、という趣旨でまとめられた一冊。暴支膺懲、東亜新秩序、そして大東亜共栄圏と次々とスローガンが掲げられる国家総動員体制と、今の安倍政権の一億総○○の連発に通底するものを感じずにはいられません。2017/06/19
AnmitsuK (うろ覚えムーミン)
0
昭和史を追い、その愚を知ると、昨今ネットに溢れる「日本を愛する普通の日本人」や「冷静で常識的なオレサマ」が、昭和史の愚をそのまま繰り返していることに気付き、嘆かわしい思いに駆られる。彼らにはもっと、本書のようなしっかりしたツールで歴史を学び、考えてほしいものだ。2014/10/10
インテリ金ちゃん
0
失敗から学ぶことは、重要。どうすれば同じ轍を踏まないで済むか考え続けることも大切。2014/07/31
双海(ふたみ)
0
ふーん。
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