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内容説明
西暦200X年。ついに人々は生きてんだか、死んでんだか、わかんねーようなカンジになってきて、どっちにも行けずにキレかかった人類に一つの伝説が蘇ろうとしていた。それは快楽を呼ぶ鳥「水の鳥」伝説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
arekcey
2
手塚治虫の火の鳥の「生きなさい」というメッセージに真っ向から「やだ!」という反発から始まる連作コミック。 第三章、レース・サーキットの話は熱いよ。これのクライマックスの一枚絵だけで買った値段の元値以上のものは貰えるし 巻末で著者が我ながら赤面必須と評しているこの短編集は、荒描きなのかもしれない。しかしそれが無益な日銭を稼ぐためだけの産物なのか? いやいや。 それは是非,中古で構わないので是非読んでください。 作者にこれの続きを描ける境遇が与えられますように! 神でも悪魔でもいいからチャンスを与えやがれ2020/12/04
Virgo0905
0
山田色濃いめです。濃い人以外はきっと読みにくいに違いない。
bbblind
0
本当は生への執着に塗れているくせに死にたがっている天邪鬼な人間に水の鳥が「じゃあ本当に死んでみい」と無体な事を言い放ち、実際に己の末路を目の当たりにした人間は「すいませんさっきのは冗談でした」と改心する、という構図。火の鳥というより「クリスマス・キャロル」を思い出した。掲載誌の関係から、虚無を抱える主人公の周りに女の裸が散りばめられているのが少々一本調子だけれども、死を運ぶ水の鳥というコンセプトは素晴らしい。生々しい死から遠ざかった小賢しい現代人には、火の鳥のストレートさより水の鳥のからめ手の方が有効かも2011/12/27




