内容説明
1808年1月。スコットランド随一の貴族の娘エリザベスは、例年どおり家族とロンドンで冬をすごしていた。社交界は楽しんでいるけれど、恋愛ゲームをする気はない。だって、私は本当は結婚しているのだから。心から愛していた夫の名はエヴァン、いにしえの海賊の末裔。禁忌に満ちた結婚は一夜にして破綻し、夫は去っていった。エヴァンは死ぬまで知ることはないだろう。あの夜、小さな命が生を受けたことを。しかしロンドンの霧の魔法が、思いがけない再会をもたらした。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Michelle
12
まだ15歳と17歳で駆け落ち婚をして結ばれるも、うまくいかずにヒーローは逃げるようにして戦場へ。もうすぐ21歳になるヒロインは、当時人知れず子供を産み、その子は公爵である父の庶子として育てられている。という出だしはすごく惹きつけられたんだけど、後はずっとグダグダ。バイロンとか要らんし。ヒーロー、ヒロインより前に女性の影なし。ヒロインの後にも女性の影なし。なのにどうやって上達したの?2024/08/01
ばん
8
当時15歳のヒロインと17(18)歳のヒーロー。「若すぎた」の一言に尽きる。再会しても20歳と23歳だから珍しく若めのヒーロー。若い二人、そのことを頭に入れておくと寛容に読めるかも。ヒーローがどれだけ苦しかったか吐露するシーンは読んでるこっちも辛くなった。まだまだ二人共若いしこれからもぶつかり合って成長していくんだなーと思うと微笑ましい。この感想で何回「若い」と言ったんだろう(笑)2017/02/17
キッチンタイマー
1
復活のマクレガーであるエヴァン。時代が19世紀。いろいろ性格に問題があるのはハイランド人らしく。でもより一層扱いにくいのは奥方連中とか。どこから見ても甘やかされ過ぎのお子様頑固ヒロインが関係を空中分解させて苦労する話なんだけど、面白かった。文章が好きかな。あとヒロインのマレー家アソール公爵を含めてハイランドマニアな作者(ロブロイ)。それだけにあらすじの「海賊一族の末裔」だけは納得いかん。あと読んでから冒頭の再会のシーン読み返すと結構いい。2013/11/30
kan
0
うん2013/11/17
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