内容説明
「もうぞくぞくとするような楽しみなのだ」――大好きな作家の新刊を開く、この喜び! 本のためなら女房の小言も我慢、我慢。眺めてうっとり、触ってにんまり。ヒーローの怒りは我が怒り、ヒロインの涙は我が溜め息。出会った傑作は数知れず。運命の作家S・ツヴァイク、目下の“最高”N・デミル、続編が待ち遠しいT・ハリスに、永遠の恋人M・H・クラーク……。ご存じ読書の達人、児玉清さんの「海外面白本探求」の日々を一気に公開。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ミカママ
539
児玉さんはものごころついた当時からなんと本を読まなかった日はいちにちたりともなかったそうだ。芸能界稀代の読書家。戒名にも「読」の難しい漢字が入っているらしい。今作は彼が綴った、主に海外ミステリーの読書記。ほぼ年代順に記されているので、正直「今さらいいかな」と思う作家から、「今さらながら読んでみたい」の二手に分かれる。ご本人の頭のよさを感じさせる文章。もっとお話を聞いていたかった。2026/05/07
takaC
121
単行本でも読んでいるはずなのに記憶が曖昧でほぼ初読の感覚で読んでて、Ⅳ章に至っては全く記憶にないぞと自分の記憶機能を心配したが文庫化で追記された章だということで一安心。2013/07/17
鉄之助
93
「読書の達人」児玉清の定番本だったが、あまり得意分野でない本の連続であまり入り込めなかった。2018/08/30
再び読書
88
児玉清さんの本に対する愛情が迸るのが、ひしひしと感じられる。海外面白本探求には参考になります。N・デミル、M・クライトン、M・H・クラークと読みたい作家が増えました。また、翻訳が待てなくて、原文で読みだしたら、問題なく読めた?多分児玉氏だからできたのでしょう!僕には到底無理です。また、本を捨てられない気持ちはよくわかる。しかし、一般のお父さんは本棚をいくつも持てません。近藤さんの片づけの様に感謝をして古本屋に売る様にしています。国内の作家のお薦めも知りたい!合掌!2015/05/14
佐々陽太朗(K.Tsubota)
85
稀代の読書家でありながら、ついにアガサ・クリスティを読まずに逝かれた児玉さんは本当にかっこいいオジサンだと思います。私はとても児玉さんのように格好良くなれないけれど、少しは見習ってオモシロ本を読み続けたい。小説の世界を楽しみたい。そして酒を飲んだ後は颯爽と消えたいと思う。それにしても、この本を読んでまた読みたい本が増えてしまった。これも読みたい、これもと本に貼った付箋が十や二十ではきかない。困ったことです。2011/07/26
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