内容説明
「エレキテルで昏睡状態になっていた男が、消え失せた!?」江戸後期の大坂。蘭学者・曇斎先生こと橋本宗吉の元には、摩訶不思議な事件ばかりが持ち込まれる。寺子屋の若き師匠・箕四郎と美少女・真知を助手役に、曇斎は奇々怪々な事件を鮮やかに解き明かしてゆく――。次々に飛び出す魅力的な謎に奇想天外な仕掛け。本格推理の真打ち・芦辺拓、初の捕物帖!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gonta19
137
2007/1/24 購入。購入先は不明。 2021/3/13〜3/17 長らくの積読本かつなんと3年ぶりとなってしまった芦辺作品。 捕物帳に挑みたかった、という芦辺さん。主人公に実在人物である曇斎先生こと橋本宗吉をすえた連作短編集。サブとして、大塩平八郎や伊能忠敬らも登場。続編があるように書いてあったが、出てるのかな。2021/03/17
はんく
2
内容とは異なるがとにかく読みずらかったというのが本音。 小難しい漢字の羅列、意味不明の未知なる言葉、そこへもってきて濃ゆ~い大阪弁とでもいうのか浪花言葉に作者特有の古めかしい文章が輪を掛ける。推理と冒険の物語の数々を作者の狙い通り堪能できたとは言い難いのが我ながら残念至極なり。読者は作家を選べるが作家は読者を選べない。かなりの力作であろう本編の数割も理解出来ない読者で申し訳ないと言いたい心境。2018/04/28
kanamori
0
☆☆★2012/10/04
Y.C.STUPID
0
ネタは良いだけに解決の簡単さが…ほんとにネタが良かったし、大阪舞台の捕物帳というのは少ないようなので、惜しいんだなあ……。とはいえ、わりと楽しめたのも確かで、特に「木乃伊とウニコーン」なんかは導入はワクワクした。2013/11/26
さりぱぱ
0
★★★☆☆2009/08/28