内容説明
2012.11.6 米大統領選結果を受けてオバマ2期目はどうなる!?
アメリカはどこへ向かうのか!?
共和党ロムニー候補に競り勝ち、再選を決めたバラク・オバマ米大統領。
だが、2008年の「チェンジ」の熱狂はもうどこにもない。
オバマは「チェンジに失敗した」のである。
では、オバマはどうしてそれでも勝ったのだろうか?
ニューズウィーク日本版オフィシャルサイトで人気のアメリカウォッチャーが、
オバマの1期目を総括し、2013年以降のアメリカを占う。
本書は、最新の選挙結果を踏まえて、この「オバマのチェンジ」がどこへ消えたのかを検証し、アメリカ政治の現状に巣食っている問題を明らかにしようとしたものである。(「はじめに」より)
目次
1 2012年、問われた選挙戦
2 空振りに終わった「チェンジ」のメッセージ
3 医療保険改革の政治的プラスマイナス
4 オバマの経済政策、その失敗の本質とは?
5 ウォール街占拠デモという「オバマ離れ」の光景
6 なぜオバマはビンラディンを殺したのか
7 「アラブの春」を巡り、揺れ動いたオバマ
8 オバマ政権の「2期目」はどうなる?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Sunsoul
0
分かり易く纏まっていて非常に勉強になる。ただ、全体的に内容が浅く深く知りたい人向きではない。2014/12/01
OfuOfu2612
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大統領選が終わりしばらくたつが、改めてそれを追想しながら読んだ。4年前の熱狂はまったく感じられず、オバマの僅差の勝利にアメリカ国民の迷いやあきらめを感じ取ったが、本来持つ国民の内向きな思考と経済の低迷を見れば仕方ない面もある。厳しい視線に晒されながらも残り4年で何か大きな事を成し遂げたいという強い意志はあるのだろう。アメリカのタブーとも言われる銃規制で議論が盛り上がっているが、そのようなアンタッチャブルな話に踏み込んだ今の姿を見ると、何かを成し遂げるのではないかという期待が高まる。2013/02/03