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内容説明
「アハ!体験」「偶有性」など、脳科学研究で世界の最前線をひた走り、テレビ出演等も多数、まさに現代日本のルネッサンス人として八面六臂の活躍を続ける著者。氏の、日本という狭い枠を越えた世界標準の視座から繰り出される箴言の数々を講義する、瞠目の第2ステージが満を持して開幕! われわれが日頃陥りがちな相対的思考の隘路を越え“多様性の科学”へと新たな飛躍を遂げるための術を、著者の最新思考と流麗かつエネルギッシュな筆致によって、やさしく授業します。「笑いには心の安全基地が必要」「脳化社会の弊害」「ユーミンの創造性」など。
目次
第1章 脳の中の「私」は宇宙よりも広い(笑いを支える安全基地 低俗にして高尚な「私」 ほか)
第2章 他者と関わることではじめて得る自由と不自由(見える才能と見えない才能 脳にとっての「最大の報酬」 ほか)
第3章 「日本」というシステムは思考の糧となるのか?(「脳化社会」の思わぬ弊害 数字過信の恐ろしさ ほか)
第4章 そこに、多様性の海が開けている(正義の味方は、なぜ男なのか 「紫のふくさ」と「バンザイ!」 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちくわん
16
2006年12月の本。読売ウィークリーと中央公論への連載を繋ぎ合わせた本。テーマが一貫しているので違和感なし。氏は1962年生まれ。同時代、昭和最後に青春期を過ごしているので価値観が似ている。主張や表現が分かりやすく、読みやすい。一時買い込んだので、まだ積まれている。読み進めたい。最近は、どんなことを書かれているのだろうか、気になる。2021/03/07
NOBU
15
数々の話題に心惹かれる。 「才能を生かす方法=熱中すること→引き込み現象(脳が外界と相互作用する際に使われる感覚と運動の領域がフル稼働する)→雑念が消え、脳がひとつの目的に総動員→最大のパフォーマンス発揮」 「脳の中の共感の回路には男女差がある」 「とりあえず小さな行動を起こすことで、次に何をすべきか見えてくる」 「和をもって貴しとなし」十七条憲法熱烈支持。 「風の男 白洲次郎」《日本一かっこいい男》の評伝を読みたい。2011/05/08
眠たい治療家
11
タイトルが『すべては脳からはじまる』であっても中身は脳の話ばかりではない。脳科学的見地からの話もあれば、日本情勢や他国の習慣、旭山動物園、ユーミンや夏目漱石に及ぶまで、色々な話題を綴った茂木健一郎氏のエッセイ。2005年から2006年の話題が主。脳の適応性・特異性が少し理解できるかな。2010/04/19
poke
4
脳についてのなんたら、という内容かと思い手に取ってみたが、特にそのようなものはなく茂木さんの普通のエッセイでした。2017/11/24
takao
2
ふむ2024/02/13