- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
世界は牡蠣でつながっている! 美味しい話が満載。
気仙沼で牡蠣養殖業を営み、「森は海の恋人」をスローガンに植林運動を進める畠山さんは、エッセイの名手としても知られています。その氏が地元・宮城産の牡蠣を求めて世界オイスターロードを旅します。アメリカで辿った「日本の牡蠣養殖の父」の足跡、「森は海の恋人」のきっかけとなったフランスの旅路……。世界の牡蠣はこんなに日本とつながっていたのか、という驚きに満ちたエピソードが次々に飛び出します。また、牡蠣はなぜ日本でこんなに食べられているのか? おいしい牡蠣の食べ方って? などなど、牡蠣を食べるとき、ぐっとおいしくなるウンチクもたっぷり!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばりぼー
34
「Rのつかない月の牡蠣は食べるな」は昔から伝わる欧米の諺である。マガキの場合は、5月(May)から8月(August)までが産卵期にあたり、身がペチャンコになってグリコーゲン量も最低になる。ところが日本では初夏の5月に登場するイワガキがある。抱卵・放精が少量ずつ分けてなされ、そのうえ抱卵放精後の回復が早いため、牡蠣の旨味成分であるグリコーゲンをかなり貯えているから、夏に食しても旨い。しかも夏の牡蠣は当たらない。日本人は牡蠣の季節は冬と思い込んでいるが、秋から冬にかけては産卵後の回復期で、実は3月が旬だ。2018/11/29
yyrn
23
読み始めてすぐ、この本を昔(読メを付け始める前=震災前)読んだことを思い出した。牡蠣の美味しさや地元・宮城で取り組む牡蠣養殖の面白さや難しさなど、その魅力を紹介した後で、フランス各地の牡蠣産地を訪ねる話しが出てくる。そうそう、そして次はアメリカ・シアトルでのオイスター・バー体験や、中国やオーストラリアまで足を延ばして、日本と世界の牡蠣のつながりを教えてくれるのだが、そのつながりが、この本を執筆した5年後に東日本大震災で壊滅的な被害を受けた三陸の沿岸漁業を立ち直らせるきっかけを与えてくれるのだから、⇒2025/04/18
読書ボーイ
5
牡蠣食いたくなること必至。 娘さんが牡蠣嫌いって話がウケた。2017/12/07
あちゃくん
4
気仙沼の牡蠣漁師、畠山さんによる牡蠣エッセイ。牡蠣を訪ねて、中国行ったりアメリカ行ったりフランス行ったりオーストラリア行ったり。ほんとに牡蠣が好きなんだなと感じられます。今回の震災で、三陸の水産業は大打撃を受けましたが、これだけ海を愛する人がいれば、再建の道は険しくても遠いものではないのではと期待が抱けました。2011/11/24
misui
2
牡蠣の産卵は夏、秋から冬にかけては回復期なので実は春頃が一番うまい。森と川と海のセットが大事な産業で、牡蠣に限らず土地のものを味わうってこういうことだよなーと思う。あとフランスで牡蠣の病気が流行った時に宮城の種牡蠣を融通して救ったとのことで、それをきっかけに世界中に日本の牡蠣が広がっている。2024/12/06
-
- 電子書籍
- 無能と追放された最弱魔法剣士、呪いが解…
-
- 電子書籍
- あなたに嫌われたいんです 2 マーガレ…
-
- 洋書電子書籍
- Amber Brown Wants E…
-
- 電子書籍
- IQ探偵ムー 31 赤涙島の秘密 ポプ…