内容説明
べらんめえ口調といなせな心意気で慕われている南町奉行所吟味方与力、風間淳之介。ある日、つつましく暮らしている初老の浪人・伝兵衛と出会うが、翌朝、その伝兵衛が殺された。正義感が強く、人情味あふれる淳之介が活躍する、書き下ろし痛快捕り物帖!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Makoto Yamamoto
1
途中で気が付いたが、図書館で2度目の貸し出しだった。 吟味方与力が捕物に出るという面白い(おかしな?)設定も、作者の筆力か読みやすい一冊。2018/01/19
ぶちゃ
0
主人公と対立する与力が器の小さい嫌な奴で、主人公の型破りさ、聡明さを際立たせるためだけの人物かと思いきや、それだけではない描写もあり、次作が気になる。悪役側にも心底嫌な奴が少ないのは作者の作風か。読後感が爽やかで心地よい。2015/11/28
M2
0
同い年の幼なじみで同じ役職で外見と性格が正反対とくれば当然互いにない部分を補い合ういい意味でのライバル関係の2人だと期待したのに、片方が片方の引き立て役に過ぎなくて残念だった。2011/04/11