内容説明
「長い目で見れば人間はウソをつけない」「幸福を目指すほど不幸になる」「嫌いな人と出逢う意味とは」「体が言うことを聞く言葉とは」……今後の人生に不安を抱える若者から危機にある中高年まで、老若男女を問わず、生き悩んでいるすべての人の心に、芥川賞作家でもある現役の僧侶が正面から向き合う。お釈迦さまの教えにしたがい、現世でこそ体と心が「楽」になる方法を示唆した、優しく深い人生相談。
目次
人間関係に悩んだら
ウソについて
自分自身と向き合う
体は言葉に従うというセオリー
二者択一で迷ったら
反省するより輝くことが大切
聴くことの功徳
笑いの力―桃的人生とは?
働きながら疲れをとってしまう日本人
神さま仏さま
「死」について
時間に救われるということ
「泣く」ということ
男と女の間
子供と大人
老いてから生まれる輝き
幸と不幸
ご縁
生きていく意味
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
銀の鈴
12
アインシュタインが、ところどころ登場。科学的な視点で仏教を読み解いており、難しいですが面白いです。起こることはすべて必然。なにかを学ぶために起きている。だからじたばたせず、出来事を淡々と受け止められるといいですね。2014/06/10
彩美心
0
無節操でいい、興味の向くままに色々な思想を読んでみよう。たどり着く所は極楽なのだから、自分の足元に見えている道を信じてゆっくりゆったり歩いて行こう。2016/08/02
Hiroyuki Miyazawa
0
玄侑さんの文章読みやすくたとえがわかりやすい。精神性をリラックスして読むことが出来る。2015/09/12
アノマリー
0
○世の中にある悩みを仏教的観点からときほぐす。2013/10/06
ツネミ
0
魂の重さの話が印象深い。2013/10/04