内容説明
経済的繁栄を享受しながらも社会が苦悩している最大の原因は、日本人の道徳力が低下していることにあるのだと思います。モラルを失いエコノミックアニマルと欧米から蔑視された日本が、道義大国として世界から信頼される道はどこにあるのでしょうか。いま、二宮尊徳が注目されている理由がそこにあります。(序章より)
目次
序章 いま、なぜ二宮尊徳か―経済とモラルを調和させる実践哲学
1章 小を積んで大と為すのが成功の原点―積小為大のすすめ
2章 富に至る橋、貧に陥る落し穴―分度と勤倹を守れば必ず富にいたる
3章 勤、倹、譲こそ富者の道―勤労、分度、推譲で富に至る橋をかけよ
4章 尊徳流リーダーシップのすすめ―争わずに富と成功を得る
5章 強運は因果論を知る者に開かれる―天地自然の経文から学ぶ
6章 成功への大道を知る―「報徳」こそ人生の勝利への成功哲学
7章 自立への道は知識より行ないにある―至誠と実行だけが人を動かす
8章 人の道を行なうのが第一の原則―「天道自然」「人道作為」を知ること
9章 すべては人の道理を説くことから始まる―心田開発のすすめ
10章 真理だけが人を動かす―一円観の真理で難関を突破せよ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
箱入り嫁
4
★聞く耳をもつということは、一人前の人となる最大の条件かもしれません。。。神様は二つの耳と一つの口しかつくらなかった。口より耳のほうが多いのだから、話すよりも二倍の量を聞かなければならない。★尊徳が言い続けたことは「行動せよ」と「一円融合の報徳精神が、人類の発展につながる」でした。家庭でも企業でも求められるリーダーシップは同じとのこと。ビジネス書好きな主婦の私には素敵な本でした。2011/06/17
向日葵
4
二宮尊徳(金次郎)さんて勤勉で本の虫だったっていうイメージしかなくないですか!? こんなに凄い人だったとは…。 『人の人たるゆえんは推譲にある』 『善心が起こったら、すぐに行動せよ』 がお気に入りです。2011/03/21
kaz-hansen
3
小学校に建ってたなぁ、金次郎さん。今の学校ってないのか。知らなかった。知らなかったと言えば、大人になった金次郎さんって、こんな立派な仕事してた人だったのね。無知ですみません。しかし、今の政治家(屋?)たちに読ませてやりたいもんだ。いや、マジで。2010/03/11
OTU
2
当たり前のことなんだがそれを活字として改めて読むとハッとする瞬間がある。当たり前すぎてその言葉を軽く見ていた自分自身の思い上がりを知った2012/06/16
こうき
2
なかなか良い本でした。思わずうなずく点多し。2012/02/04
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