内容説明
わずか半年で結婚生活の破局を迎えた松坂誠。しかし、妻の可愛い笑顔が忘れられない。ところが彼女はあっさり再婚。しかも相手は冴えない中年男。嫉妬の鬼と化した誠は、彼らの新居を監視しはじめるが、見せつけられるのは刺激的な光景ばかり。神経のバランスを崩した誠は、元妻の奪還を期して、異様なストーカーとなった。予想外の破滅が待ち受けているとも知らず……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆのん
43
わずか半年で離婚した主人公の誠。元妻への未練タラタラの中で元妻はあっさり再婚。しかも相手は冴えない中年男。嫉妬から元妻の新居を盗撮盗聴し始め精神に異常をきたしていく。異様なストーカーとなってしまう訳だが。吉村達也さんね男女の異様な事件を扱った本は本当に面白い。面白い中にゾッとする精神的サスペンス感がたまらない。2018/04/07
うさっち
15
元妻から結婚式の招待状が届いたことで、嫉妬に狂い精神のバランスを崩してしまった男が「ぼくは明るいストーカー!死んでもきみを取り返す」と何度も叫ぶこのセリフ。「明るいストーカー」って自分で言っちゃってるところがもう既に気持ち悪いし何もかもが怖い!!…って思ってたら、元妻の現夫もなかなか…。変態っぷりが本気で気持ち悪いけど、軽く読めた。2014/10/03
裕由
8
横浜から名古屋へ移動する間に読みました。主人公は最初から最後までチャラい奴で通しましたが、その相手はなんて怖い女なのだろうか。表紙に似合わない、松本清張のような殺人サスペンスだ。2019/08/30
のりすけ
6
誠のエキセントリック少年ボウイっぷりが、どうなるのかと思ったらそのオチかよっ!!2014/07/31
ag0514@だが断る👼
5
☆☆☆★途中まで、展開がなかなか読めなかった。まぁ、最終的には、ほぼ予想通りだったけどね。「どーしょっかな、どーしょっかな」のフレーズを前半から、多用していたら、良かったかも。