真夜中のアリアドネ（１）

著者名：霜月かよ子【著】

講談社（2015/01発売）

• ISBN：9784063414882

内容説明

超新星・霜月かよ子が贈る新時代のロマンチックサスペンス。 悩みといえば、背が低いことと、新しいクラスになじめるかどうか。平凡な高校生・千代子の日常はそんなものだった。だが幼なじみの少年・知治（ちはる）と再会したその日から、千代子の世界は大きく変わり始める。地下深くにある高級秘密クラブに迷い込んだ千代子は、そこで驚くべき事実を知り……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[玉響]

電子書籍無料版にて読了。地下の高級秘密クラブ、その場所に迷い込んだら最後、決して抜け出す事はできないのです。暗い暗い地下の中、しっとりと肌を濡らす憂いを帯びた瞳。その瞳には何も映してはいませんでした。閉じ込められた箱の中、地上に思いを馳せ、太陽の光を浴びる事さえ諦めてしまったのなら、剥がれ落ちた感情すらも捨ててしまうのでしょう。必要のないものは切り捨てる、そうしなければ生きてはいけない世界。他人に心を許す事すらできずに、たった一人で。そんな知治がもう一度地上に出て、空を仰ぐ事ができる日は来るのでしょうか―

2015/06/26

[なぎ]

絵が綺麗。パフェのシーンが面白かった（笑）高級秘密クラブの謎が気になる。

2015/06/12

[のんたん]

電子版にて。引き込まれて続きを知りたくなる序章。絵も綺麗だし、初読み作家さんだけど、他にも読んでみたくなった。

2015/01/20

[たいたく]

Kobo無料。期待してなかったけど、引き込まれる。男の子が色気があって良い。女の子が 押し倒されても"ドキドキ"とかしないのがいいねー。恋愛ないのはないでちょっと物足りないけど。

2015/03/15

[森本コスオ]

霜月さんの絵が好きです☆柴犬の絵がとくにかわいいです(*´∇｀*)癒し〜 それと丁寧な人物、背景と物言わぬ視線だけを投げる表情が素敵だなぁと思います。 背が低くて食欲旺盛な女子高生、千代子の幼馴染み知治(♂)が地下の秘密クラブでホステスとして働いていた。それは彼の姉、知代の消息を追うため。だがこの秘密クラブで働くホステスは皆殺されているかもしれない…。そしてある日、知治も学校に来なくなってしまい…。

2011/10/17