内容説明
日本最初の本格的な哲学書『善の研究』。深い思索とたゆまぬ探究心、西洋思想との厳しい対決。西田幾多郎は、人間の意識を深く掘り下げ、心の最深部にある真実の心は何かを探究し続けた。本書では、難解な本文を平易に噛み砕きやさしく読み解き、詳細で懇切な注釈と的確な解説を施し、論旨を纏め示す。2編の補論も収載、西田の代表作理解のための最善の書。(講談社学術文庫)
目次
まえがき
善の研究
序
再版の序
版を新にするに当たって
第一編 純粋経験
第一章 純粋経験
第二章 思 惟
第三章 意 志
第四章 知的直観
第二編 実 在
第一章 考究の出立点
第二章 意識現象が唯一の実在である
第三章 実在の真景
第四章 真実在は常に同一の形式を有っている
第五章 真実在の根本的方式
第六章 唯一実在
第七章 実在の分化発展
第八章 自 然
第九章 精 神
第十章 実在としての神
第三編 善
第一章 行為(上)
第二章 行為(下)
第三章 意志の自由
第四章 価値的研究
第五章 倫理学の諸説 その一
第六章 倫理学の諸説 その二
第七章 倫理学の諸説 その三
第八章 倫理学の諸説 その四
第九章 善(活動説)
第十章 人格的善
第十一章 善行為の動機(善の形式)
第十二章 善行為の目的(善の内容)
第十三章 完全なる善行
第四編 宗 教
第一章 宗教的要求
第二章 宗教の本質
第三章 神
第四章 神と世界
第五章 知と愛
補 論
一 『善の研究』について
1 『善の研究』の成立の経緯
2 出版の経緯と反響
3 歴史的意義とその影響
4 純粋経験説──先行思想との関係
5 純粋経験の概念と諸相
6 『善の研究』の各編の概要
7 西田哲学における『善の研究』の位置
二 『善の研究』と陽明学
1 西田幾多郎と王陽明
2 主観的唯心論
3 良知と統一力
4 東洋的思惟様式の特性
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ころこ
たかしくん。
アミアンの和約
キョートマン
あっきー
-
- 電子書籍
- 手札が多めのビクトリア【ノベル分冊版】…
-
- 電子書籍
- この本は僕の経験値を生んだ【タテヨミ】…
-
- 電子書籍
- 最強ハンター ムゲン【タテヨミ】第22…
-
- 電子書籍
- 浅草鬼嫁日記 あやかし夫婦は今世こそ幸…
-
- 電子書籍
- ふたり。 愛乃きらら 宮丸くるみ 第3…