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内容説明
「たぶん日本は、憲法九条を改正し、再軍備、と呼ばれることをやったほうがいいのではないでしょうか。ただ、条文そのものよりもっと問題なのは、戦後の日本人が、この憲法とともに培ってきた独特の精神、ふつう平和主義と呼ばれるものだと私は考えています。これを再検討して、できれば、乗り越えるべき時期にきたのではないでしょうか」――「日本国憲法は戦争を禁じているから善い」⇔「善い憲法が禁じているのだから日本は戦争ができない」。戦後の日本人が陥っているこの循環論法に、あなたはなんの違和感も覚えませんか?憲法九条をめぐる長年の論争は、否定を許さない「平和主義」の理想にからめとられ、大切なことに目をつぶっている。風雲急を告げる国際情勢下で、日本が歩むべき真の平和を模索したい。戦場なんか行きたくないはずの「軟弱者」が、戦争に巻き込まれないために考えるべきこととは。いまこそ私たちにとっての憲法を問いなおす。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
depo
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図書館リサイクル本。今年もまた8月が来て、戦争反対の番組や投書があふれた。私も亦日本が戦争を仕掛けることに反対だが、仕掛けられたときどうするのかの議論がない。日本国憲法第9条があるので日本に戦争を仕掛けてくる国はないのだろうか。仕掛けられたとき、日本はどうすればいいのだろうか。日本が抵抗しなかったので、竹島は韓国に占領されている。竹島に人は住でいなかったが、漁に行った漁船の乗組員が銃撃を受け、殺されている。占領軍によって憲法が改正され、他国との戦争にかり出されるかもしれない。2021/08/31
depo
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再読。2023/01/10