内容説明
尽誠会(じんせいかい)巴組(ともえぐみ)組長・水谷優司(みずたにゆうじ)は、抗争で妻を失った過去を持つ。仁義に篤い彼を慕うフィリピン人留学生シェリーは、家族同然の存在だ。ある日、謎めいた言葉を残して幼馴染の神楽武雄が殺された。優司は事件を追うが、武雄とシェリーの背後に国境を越える巨大な犯罪の影がちらつき始める。暗躍する犯人に優司は辿りつけるか? 日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GAKU
31
初読みの作家さん、日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。ヤクザと留学生のフィリピン女性が主人公で、ハードボイルドとミステリーと、そこにちょっと恋愛も交じった作品。主人公のヤクザが優しくて良い人。ヤクザなのにある事件解明のため、探偵のような行動をする。フィリピン女性とも特に進展はないし、暴力場面もあるのですが少しだけ。全体的に全てが中途半端な感じの作品でした。アマゾンのレビューは高評価と低評価に分かれていました。すらすら読めてつまらなくはないのだけれど、面白くもなかった。すみません。中途半端な感想で。2015/10/18
nori
3
I strongly felt discomfort, since protagonist is a yakuza. I feel OK for ミナミの帝王 because Manda committed many bad things. But hero in the book did good things and keep nice relation to good people. It is the award winner. How worthless awards for books.
おしょも
2
なるほど。「大人のファンタジー」ね。納得。わかりやすいストーリーにわかりやすいキャラクター。読みやすいし、私は好きです。面白かった。2019/05/22
まぁねぇ
2
今野敏曰く、大人のファンタジー。シングルファーザーでヤクザの組長優司は、幼馴染みが殺された事件を追う内に、家の居候、フィリピン留学生のシェリーの両親が殺された事件との関わりが見えてきた。フィリピンと日本にまたがる事件とは? その筋の人が主人公なだけに、調査方法や報復の仕方が… 読後感は爽やかです❤優司は、いんびじ2015/03/28
こいきんぐ
1
爽やかすぎたけど面白かった。2017/05/23