内容説明
25歳の恋愛を最後に、ここ10年近く恋をしていなかった。恋は世の多くの女たちが言うほどに素晴らしいものではなく、結婚にしても、ある種のややこしい契約としか考えられない。恋をしなくても、人生の愉しみはたくさんある。むしろ恋への関心を排除してしまったとき、もっと生き易くなる――。さまざまな愛のかたち、結婚を考える傑作小説集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
遥かなる想い
113
27歳の「冷たい女」から始まって,40代前半の女性までそれぞれのヒロインの目を通して,書き綴った恋愛小説集。重くもなく、かといって軽くもなく、ほどよい男女の緊張感を通勤時間中にちょっとだけ楽しめる、そんな本。TVの恋愛ドラマでは描写しきれない微妙な間があって、結構楽しめる。2010/07/04
かこちん
10
赤い羽根リサイクルで40円で買った本。作者の名前だけで選んだが、男女の機敏を描いた短編集だった。若い時に読んだ森瑶子をおもいだした。そんな本。2013/05/12
こみち
9
★★★★★1992年刊行の短編集。自分がまだ学生時代で大人の女性に憧れてた世代を懐かしみながら読了。仕事でそれなりの地位を気づき結婚にも恋愛にも興味が無く⋯、と思いきや、やはりどこかで寂しさを感じている微妙な心情が描かれていた。2025/01/18
チェス
5
読みやすい短編集。図書館本。2019/04/18
うる
2
性欲を排した後に残る男女間の関係を模索した短編集。2015/09/22
-
- 電子書籍
- アンダーニンジャ(12)




