内容説明
デボラは出会ったときからヘーラルトに恋をしていた。彼は優秀な医師で、心から信頼できる。まさに私の理想の男性だわ。そのヘーラルトが、ある日突然こう尋ねた。「僕と結婚する気はないか?」呆然とするデボラに、彼は落ち着き払ったまま言い添えた。「愛情などいらない。形だけの妻が欲しいんだ」こんな冷たい申し出を、プロポーズと呼べるのかしら?すっかり落胆したものの、デボラの胸にはかすかな希望も芽生えた。たとえ片思いでも、愛する人とずっと一緒にいられるのなら……。■本作では輝く星が重要な役割を果たします。読み終えたあと、夜空を見上げてベティの笑顔を思い浮かべたくなることでしょう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rokoroko
4
再読。具合が悪い時娘に「癒しの本投げとくれ」と言ったら布団にベティが降りかかってきた。いつまでも鈍感だけど、ひとりぼっちで運転してきて、途中まで迎えに来てくれるシーンは好き。私も雨の運転大嫌いだからね2014/04/25
びわ
3
あーそうだ、仕事の虫で鈍感なヒーローだった。そして嫉妬深かったんだわ…ヒロインが逃げ出すのも当然。ヒーロー母あたりにがっつり説教されたらよかったんじゃないかなあ。2013/05/05
びわ
2
迎えに行ったときに、ひれ伏して謝ってほしかったわ。2012/12/12
くろうさぎ
2
とっても若い妻をもらって結婚に失敗していたヒーロー。今度は!と二年間一緒に働いていた看護師長ヒロインに便宜結婚を申し込む。用心しているようで実は短絡的考え方では・・・?意外と人を見る目がないのか?友達がおかしい。その上鈍感なんて・・・・。2012/11/05
紫野
2
ちょうどオランダ旅行の帰りに読んだので、主人公たちがいる地名が行ったばかりの場所で、妙に近親感を得たが、いい加減、ヒーローは鈍いよね。しかし、このじれったさが良いのかもしれない。2012/10/09