内容説明
風呂の排水口に○○タマが吸い込まれたら、自慰行為のたびにテレポートしてしまったら、突然家にやってきた弁天さまにセックスを強要されたら。人間の過剰な「性」を描き、爆笑の後にもの哀しさが漂う悲喜劇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミッフー
102
14のエロ短編小説。筒井氏は僕が学生の頃「時をかける少女」ヒットで以前から存じているが読むのは初めて✨一番吹き出して笑ったのは「郵性省」その他下半身に響く秀作は「泣き語り性教育」「陰脳録」「オナンの末裔」。エロ小説は男女の淫乱な絡みを題材も良いけれど、個人的には男性自慰を題材にした小説や排泄(デカい方)題材にしたお下品極まりない小説の方が寧ろ好きだ😍 ただ今回残念だったのは、エロなのかSFなのか喜劇なのか、その辺がイマイチ極められてなく焦点ボケしたような💦筒井氏の多才さが裏目になったような気もする🤔2019/03/07
優希
76
これはいい意味で酷いですね。エログロナンセンス炸裂です。もっと言ってしまえばエロ小説です。スラップスティックと卑猥さが混じっていますが、陰湿な感じはなく、カラッとしているので女性でも抵抗なく読めると思いました。2015/11/16
GAKU
57
リビドー短篇集とあるように、性に関するというか、エロばかり集めた1冊。さすがの筒井さん、笑わせてくれます。特に私は表題の「陰脳録」と「弁天さま」が、お気に入りです。筒井さんファンの方にはお薦めの短篇集!2017/07/23
北風
44
ツツイさんのエロドタバタをまとめた短編集。これという作品は少ないですが、「泣き語り性教育」には笑いころげました。すべて会話だけで話を成立させてるのが素晴らしいですね!!2015/08/09
鱒子
38
短編集で全ての話が艶笑譚、さすが!!どの話もエロ+笑いがたっぷりです。筒井さんは、やっぱりヒドイ(^◇^;) そしてスゴイのです!(´ω`)2017/08/07