内容説明
恋をした相手は人形だった。だが、人形はエキセントリックな天才作家自らの手で破壊されてしまう。修復を進める僕の目の前に、人形に生き写しの女優・聖(ひじり)が現れた。人形と女優が競演を果たすとき、僕らは? 日本推理作家協会賞受賞作家が新境地を開く、初めての長編ミステリー。(講談社文庫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
相田うえお
128
★★★☆☆18062 芸術は爆発だ!この小説も爆発だ!一般的感覚から乖離した世界観にびっくり。狂気すら感じる場面もあり、今までのイメージからは考えられない異色の作品? 【脱線話】照る照る坊主、誰もが一度は作ったでしょ?これ、顔を描かずに のっぺら坊で吊るすのが正しいとの事。雨になっちゃった人は顔を描いてたかな? 【ついで話】「痛いの痛いの飛んでけー」って小ちゃい頃やってもらった記憶があるけど、痛いの飛ばない。。【おまけ話】蚊に刺されたらポコペンと爪で十字に凹ませると痒くないというが、、やっぱり痒い。。。2018/08/06
ダイ@2019.11.2~一時休止
105
人形に関わる人たちの物語。加納さんにしては重い雰囲気。中盤くらいで事件が解決?してしまうが、三章の解決編?を読んで騙されていたなと後で気づいた。2014/10/01
papako
83
期待以上に楽しめた!人形に執着する人たちの愛の物語。ただの人形フェティシズムにとどまらない。加納さんってこういうトリック使ってましたっけ?アリスシリーズは近いのか?叙述トリックで、??となりましたが、最後はとても可愛らしい結末に。結婚しよう?と言われたまゆらの一言、効いたなぁ。不器用な彼女、もう少し素直になれていれば違った幸せもあったのかも。創作人形という特殊なアイテムがうまく機能して、物語の世界の深みにつながっていたと思います。満足です。さてさて後は最新刊!2018/04/25
ジンベエ親分
45
加納朋子には珍しく長編で、珍しく人が死ぬ話で、珍しくカリカリにトリックを張り巡らせた小説だった。人形に執着する、というより人形にしか執着できない欠落した男2人と演技することしかできない、やはり欠落した女の視点が交互に語られる。彼らはある卓越した人形師を通して結びついているのだが、中盤でどんでん返しが。普通ならできるだけ最後に配置するどんでん返しを中盤過ぎに惜しげもなく曝したり、この著者には珍しい技巧を凝らしたりと特異な作品なのだけど、紛れもなく加納作品。何よりこんなに高慢チキな聖子が魅力的なのが凄い。2018/07/05
スカラベ
35
加納さん初の長編作品。但し、連作短編を綴って1つの長編に仕立て上げるいつもの作風を考えれば、長編といっても違和感はないはずだったが・・。日常のふわっとしたミステリを想像していたが、新境地かとも思えるちょっとらしくない、尖った語り口。物語は、時系列が前後する中、人形と瓜二つの顔をもつ女優の聖と、人形に魅入られた了の二人の目線で語られていく。途中でまんまと作者のミスリードに引っかかるのは必至だが、仕掛けに施される設定にはやや無理があるかなという印象。ただ、終わり方や洗練された文章はいつもの加納さんだったかな。2013/11/15
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