内容説明
きらびやかなパーティの席で、レインはとまどっていた。ドレスは借り物だし、そもそも華やかな場には慣れていない。だが人の悪意を感じとる特殊な能力を持つせいで、この潜入捜査に駆りだされたのだ。付き添い役のエージェント、イーサンがこちらを見ている。初めてイーサンに会ったときから運命を感じたものの、現実主義の彼は、レインをまやかしだと思っているらしい。現に今、美しい銀色の瞳には不信と侮蔑が浮かんでいる。わたしを疑っているのね……。いたたまれずに場を離れた直後、何者かの強烈な悪意に襲われ、レインは不意に気を失った。★リンダ・ハワードもその実力を讃えるゲイル・ウィルソン。ベスト作品賞受賞の人気ミニシリーズ『孤高の鷲』続編では、天涯孤独のヒロインがけなげに生きる姿を細やかに描きます。★
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
18
検索しても出てこない。珍しいことではないけれど、うーん。シリーズとして結構な数出ているんだけど。ふと思いついてシリーズ名の孤高の鷲を打ち込んだらビンゴ。幼い頃から不思議な能力を持ち、CIAの実験に関わったことがあるヒロインが登場。特にその能力がお話に活かされることはなく、ヒロインの過去に何かあったらしく命を狙われ、ヒーローがボディーガードとしてつくことに。犯罪者の悪意、被害者の痛みや苦痛を共有することに耐えられなくなったヒロインの辛さは伝わったけど、お話は中途半端。うう〜ん。2021/07/10
akiyuki_1717
2
もっとサイキックな内容かと思ってたけど、全く普通のラブロマンスで、ヒロインの見ていた白昼夢は過去の記憶で、優秀だった能力は全く発揮されることもなく、高所に立ってたのも、恐怖からの逃避行動だったって、読んでて気が抜けてしまった。挙句、自分が隠し子だった何年信じ込んでたんだろう…そう思うとちょっとマヌケな作品でした。ヒロインの能力を疑っていたヒーローが一番まともだったていうお話だったのかも(笑)2018/02/15